研究課題/領域番号 |
20K11788
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
布目 敏郎 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10345944)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ICN/CCN / Information Centric / Content Centric / 音声・ビデオ伝送 / メディア同期 / キャッシュ制御 / QoE / 多視点ビデオ |
研究開始時の研究の概要 |
ICN/CCN技術を活用することで,様々な発信手からのマルチメディア情報を一手に扱い,それをユーザにシームレスに見せることができるプラットフォーム実現を目指す.遍在する送信源から到着するメディアの同期出力の問題に取り組むことで,複数の一般ユーザにより個別に生成されたビデオを,さもコントロールされた多視点ビデオを見ているかのように切り替えながら,あるいは複数のビデオを同時に見られるようにする技術を研究する.
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研究成果の概要 |
本研究では,様々な発信源からのマルチメディア情報(とくに映像)を一手に扱い,それをユーザにシームレスに見せることができる同期ストリーミングプラットフォーム実現を目指した基盤技術の研究を行った. ns-3/ccns3simを用いたシミュレーション環境において,ICN/CCNの特徴である中間ノードキャッシュについて,QoE向上につながる制御方式を提案し,その有効性を示した. また,NICTにより開発されたCeforeを利用した実機実験環境において,多視点ビデオ・音声伝送に適したキャッシュ制御方式を提案し,その有効性をQoE評価により明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で検討した基盤技術である情報指向ネットワークの中間ノードにおけるキャッシュ制御方式は,映像配信がネットワークに最初から備わる基本機能の一つとなるための一助となるものである. また,本研究で対象とした多視点ビデオ・音声伝送は,視点切り替え型のアプリケーションのみならず,他のアプリケーションへの応用も期待しうるものである. これらの研究成果は,コンテンツ配信の自由化・民主化をはかり,自由なコンテンツ配信による開かれた社会の実現を促進するものとなる.
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