研究課題/領域番号 |
20K11796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
上原 聡 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (90213389)
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研究分担者 |
野上 保之 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (60314655)
荒木 俊輔 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (20332851)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 音声電子透かし / 改ざん検知 / オクターブ類似性 / エコー拡散法 / 整数上のロジスティック写像 / ハッシュ関数 / 乱数抽出のタイミング / 透かし埋め込みのリアルタイム性 / 2つのロジスティック写像 / 透かし情報 / 演算精度とコントロールパラメータ / 2つの写像値の部分置換 / 特定周波数の位相を用いた電子透かし / 整数上のピースワイズ・ロジスティック写像 / 部分系列に対するカオス尺度 / Cascaded NTU系列 / リングオシレータを用いた小規模な物理乱数生成回路 / 音声の電子透かし / 擬似乱数 |
研究開始時の研究の概要 |
会議等の会話内容を記録データ(音声データ)として録音する際に秘密情報を加えることで、記録内容の一部または全体が編集・加工されていないことを保証する。変更された場合には秘密情報を用いてその箇所を容易に特定できるシステムを構築する。 そこでは、予測されにくい秘密情報を生成、音声データから正しい秘密情報の取り出しを困難にする埋め込み処理、変更箇所を正確に検出する処理について検討する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、録音と同時に透かし埋め込みを行うことを重視し、誤検出(改ざんが無い部分を誤って検出する場合と改ざんがある部分を検出できない場合)の割合を減らすことを目標とした。 オクターブ類似性を用いた透かし埋め込みの際、一度の処理で特定周波数の信号成分を0にすることができたため録音時の透かし埋め込みが可能になった。また、エコー拡散法による透かし埋め込みをオクターブ類似性による埋め込み前に適用することで検出率が高くなることを示した。さらに計算コストとメモリへの負荷が少なく予測や解読が困難な乱数生成法を示し、その評価を行なった。乱数抽出では、タイミングを操作することで乱数列の予測をより困難にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ICレコーダ等による会議内容の録音や遺言書を音声で残すことを考えると、改ざんされていない音声データであることを保証する必要がある。さらに、その音声を発した人を特定可能な音質であることも重要な要件となる。 録音時の音声データに本システムを適用した透かし入り音声データは、誤差1秒以内で95%以上の改ざん箇所の特定を実現している。また、本システムによる改ざん検知では、検知対象以外の音声データが不要であることも特徴の一つとなる。
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