研究課題/領域番号 |
20K11820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60070:情報セキュリティ関連
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
佐藤 公則 東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 教授 (20215776)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | バイオメトリクス / 赤外線センサー / 動画像処理 / 生体認証 / 空中筆記 / 空中PINコード入力 / 空中個人フェニックス認証 / 非接触認証システム / PINコード / バーチャルダイヤル / フレキシブルPIN入力 / バーチャル鍵盤 / マルチモーダル個人認証 / 個人認証 / 個人識別 / 行動的特徴認識 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,新規な空中個人フェニックス認証のモダリティとして,①3D空中軌跡認証,②バーチャルタッチパネル,③フレキシブルな空中署名を提案する.これらは,距離センサを用い,指先認証技術と指先トラッキング技術を応用し開発することとする.距離センサを用いることで,照明条件に頑健となり,従来カメラで検出していたシステムと比較して,手や指などを安定して高速(高フレームレート)に抽出できる.操作の簡易さとセキュリティの高さの両面から各々のシステムを開発し,評価してゆく.最終的に新たな指先トラッキング技術を開発し,次世代型空中個人フェニックス認証を完成させる.
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研究成果の概要 |
本研究では,新規な空中個人フェニックス認証のモダリティとして,赤外線距離センサを用い,指先認証技術と指先トラッキング技術を応用したシステムを開発することとした。成果として複数の次世代型空中個人フェニックス認証システムを完成させることができた。 主なシステムとして、空中にバーチャルダイヤル、両手の10本の指によるフレキシブルPIN入力、指先と手首の動作による空中署名認証システム、視線によるPINコード入力システム、VR空間内のPIN入力システムを開発することができた。これらシステムはコロナ禍を経験した現在においても、非接触認証システムとして今後注目されることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
セキュリティ関連の国際市場は爆発的に増加し,2024年パリオリンピックにむけて,タウンセキュリティ環境が本格化し,バイオメトリクス認証の重要性が高まっている.このような背景の中,個人情報保護に関する法律の整備が急速に進んでいる一方で,企業や大学等において情報セキュリティに関する漏洩事故などは後を絶たない. 従ってセキュリティ意識の高まりやネットワーク利用の拡大に伴い,強固なセキュリティを保持し,かつ利便性の高い個人認証システムを構築することが生体認証市場において最重要な社会的意義となる。またセキュリティの保持と利便性の両輪を満足するシステムの開発が研究課題の核心をなす学術的意義となる。
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