研究課題/領域番号 |
20K11888
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大松 繁 広島大学, デジタルものづくり教育研究センター, 特任教授 (30035662)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ニオイ計測 / ニオイデータベース / ニオイ情報処理 / ニオイ識別 / ニオイ識別機の小型化 / ニオイ識別機の軽量化 / ニオイ識別の高精度化 / ニオイセンサ / ニオイ識別器の小型軽量化 / 機械学習 / ニオイ識別器 / ニオイ情報の体系化 |
研究開始時の研究の概要 |
人間の五感情報の1つである嗅覚情報は人間生活に必要な要素である。本研究は、ニオイセンサーの開発およびニオイ計測とそのデータベースの構築および機械学習によるニオイの特徴量抽出とニオイ識別を行う。さらに、ニオイ識別器の作成とその小型軽量化と高機能化を図り、ニオイ情報の体系化を行うことである。 本研究を遂行することによって、これまであまり研究されなかった嗅覚情報処理に関する本格的な研究が始まることが期待できる
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研究実績の概要 |
本研究は、酸化還元反応の原理に基づいて設計された半導体ガスセンサによるニオイセンサを用いて、人工知能の助けを借りてニオイ識別の精度向上を図るものである。多数のニオイセンサを並列に配置し、それらのニオイセンサからの出力値を計測可能とするニオイ計測回路を設計した。とくに、体臭など比較的分かり易いニオイのみならず、人間の鼻では検出が困難な物質に対してもニオイ検出が可能なニオイ計測回路を設計した。その計測回路から得られるニオイデータを格納するニオイデータベースを構築し、データベースから得られたニオイデータを用いてニオイ識別を行なった。 まず、初年度に購入したパソコンとニオイ計測回路とのインターフェースを作製し、様々なニオイに対するデータベースを構築した。また、体臭や人間に心地よく感じられるニオイデータに対する脳波計測も同時に行い、ニオイデータと脳波との関連性についても考察した。さらに、ニオイデータベースに格納されたニオイデータに人工知能を活用したニオイ識別を行った。また、持ち運びを容易にすることができる小型軽量なニオイ識別機を作製し、それを用いたニオイ識別の精度について考察した。 その結果、口臭および体臭のニオイに対する識別精度は、人間が検知可能なレベルと略同等の認識精度を達成することができた。しかも濃度レベルが比較的低いニオイに対しては、人間よりも僅かではあるが短時間で識別結果を提供できることが示された。 今後、ニオイ識別装置の更なる小型軽量化および識別精度の向上を図ることで、実用に供することが可能な口臭識別機のみならず体臭や悪臭の定量化を行うことが達成できると思われる。
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