研究課題/領域番号 |
20K11893
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
|
研究機関 | 長野大学 |
研究代表者 |
富永 昌二 長野大学, 企業情報学部, 研究員 (10103342)
|
研究分担者 |
田中 法博 長野大学, 企業情報学部, 教授 (90387415)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 質感 / 光沢 / 蛍光 / アピアランス / HDR画像 / 分光イメージング / 植物蛍光 / HDR画像 / 分光反射率 / 質感計測 / 質感解析 / 質感再現 / 光沢と蛍光 / 蛍光物体 / 光沢物体 / 見えの計測・解析・再現 |
研究開始時の研究の概要 |
質感に重要な役割を果たす光沢と蛍光を有する物体の見えを計測・解析・再現する総合的な技法を確立する. 質感計測では,スペクトルイメージング系と,光沢鏡面プロファイルを計測するシステムを構築する.また漆器を多数撮影して漆器の画像データベースを作成する. 質感解析では,物体の反射・発光特性を記述するための数理モデルを構築する.漆器の画像データベースにCNNを適用して質感特徴を抽出する.さらに材質の識別と同定,反射・発光特性を推定するアルゴリズムを開発する. 質感再現では,質感の数量化の妥当性を検証し,レンダリングにより質感の映像再現で評価を行う.最後に,質感マネージメントシステムを完成させる.
|
研究成果の概要 |
質感に重要な役割を果たす光沢や蛍光を有する物体の見えを計測・解析・再現する方法の開発を目指した.質感計測では,光源とカメラを移動制御可能にする分光画像系を構築した.また光沢計を用いて強い光沢を計測するシステムを構築した.さらに金属のHDR画像データベースを作成した.質感解析では,複雑な特性をもつ反射・発光特性を記述する数理モデルを構築した.金属のHDR画像データベースにCNNを適用して質感特徴を抽出し,HDR画像を予測する手法を開発した.質感再現では,蛍光物体のレンダリング手法を開発した.また強い光沢を有する金属物体の見えをLDR画像から生成し,視覚評価実験により質感生成の妥当性を検証した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛍光の開発手法は実用的な機器の開発につながり,また色を正しく予測できるので,複数蛍光物体の展示に有用である.金属の開発手法は,現存する飽和したLDR画像からHDR画像を生成でき,映像産業への応用が期待できる.
|