研究課題/領域番号 |
20K11896
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
荒川 薫 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (30183734)
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研究分担者 |
橋本 典久 明治大学, 総合数理学部, 特任講師 (60500642)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 配色デザイン / 機械学習 / 対話型進化計算 / 視線情報 / 深層学習 / 感性 / 画像検索 / カラーパレット / 視線 / 主観評価 / 言葉 |
研究開始時の研究の概要 |
利用者が漠然と思い描く望みの配色を実現するため、利用者が望む印象を表す言葉を反映した対話型進化計算により配色デザインを行うシステムを提案する。 このシステムは、言葉入力により画像検索を行い、得られた画像群から使用すべきカラーパレットを推定する。さらに、利用者の意識を効果的に考慮するため、画像群への視線情報を用いて利用者が所望する色空間の限定を行う。主観評価実験により、本システムの有効性を示す。
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研究成果の概要 |
言葉の印象を反映することで、利用者が所望する配色デザインを行う方式を機械学習により実現した。まず、人が理想とする色味の画像からその色味を反映したカラーパレットを深層学習により生成する方法を提案した。これは、画像に対する人の視線情報と人が好む色情報のデータを用いたものである。次に、与えられた言葉に関連する画像を複数個収集し、この複数個の画像の色を反映したカラーパレットの生成を先の深層学習によるカラーパレット生成方式に基づいて提案した。最後に、利用者の希望を反映するように、各図案領域にカラーパレットの色の割り当てを行う方式を対話型進化計算により行う方式を提案し、その有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、情報端末やグラフィックツールの進歩により、一般の人でもポスターなどの図案の制作を行うことができるようになった。しかし、このような道具が提供されても、一般の人が自分の表したいテーマに合った図案のデザインを適切に行うことは難しい。本研究は、特に色に注目し、利用者が、自分で表現したいテーマを言葉で表すことで、その言葉を反映するカラーパレットを自動的に成し、そのカラーパレットに基づいた図案の配色を利用者の好みを考慮して行う方法を提案するものである。本研究により、一般の人が、自分で表現したいテーマを適切に反映し、好みに合った図案の配色デザインを行うことが可能となった。
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