研究課題/領域番号 |
20K11905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
藤掛 和広 中京大学, 心理学部, 講師 (90508467)
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研究分担者 |
高田 宗樹 福井大学, 学術研究院工学系部門, 教授 (40398855)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 映像酔い / 視線データ / ドライビングシミュレータ / データサイエンス / 高齢者 / Double-Wayland 法 |
研究開始時の研究の概要 |
ドライビングシミュレータ操作時の視線データから映像酔いの兆候が検出可能な評価指標を開発する.視線データは非接触型の計測機器で取得し,評価指標はデータサイエンスの手法で開発する.研究は以下の手順で進める. (1) 若年層を対象としたドライビングシミュレータ実験にて,非接触型視線計測機器で視線データを取得する (2) 若年層の視線データから,映像酔いの評価指標を開発する (3) 高齢層を対象として,映像酔いの評価指標の有効性を検証する
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研究成果の概要 |
本研究は,ドライビングシミュレータ(以下,DS)の操作に伴って発生する映像酔いの評価指標の開発が目的である.DS操作時の映像酔いの兆候を速やかに検出し,休憩を促すことによって負担の軽減化が実現すると考えられる.本研究では,非接触式視線計測装置を用いて,視線データから若年者の映像酔いを評価する指標開発を目的とした. 本研究の結果,実験前後の安静時の視線データから,映像酔いの評価指標として総軌跡長と疎密度の有効性が示された.しかしながら,DS操作時の視線データでは,有効な評価指標は提言できなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究での目的は,非接触型の視線計測機器を用いてDS 体験時の視線計測を行い,映像酔いの評価指標を開発することである.学術的な独自性・創造性としては,データサイエンスの手法を用いてリアルタイムの視線データを定量化することで,映像酔いの予兆や程度を捉えられる評価指標を開発することである.本研究の社会的意義としては,映像酔いの兆候を早期に発見することで映像酔いの深刻化を未然に防ぐことで,DSや映像刺激を利用する実験の負担を軽減させることにある.そして,DS実験の負担を軽減させることで,交通場面の研究に寄与し,社会交通場面の安全に貢献するものである.
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