研究課題/領域番号 |
20K11963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61030:知能情報学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
廣安 知之 同志社大学, 生命医科学部, 教授 (20298144)
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研究分担者 |
日和 悟 同志社大学, 生命医科学部, 准教授 (00771247)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 脳機能イメージング / fNIRS / 利他的な行動 / 遺伝的アルゴリズム / ハイパースキャニング / ハイパースキャニングシステム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、非侵襲の脳機能イメージング装置の一つであるfNIRSを利用して、2名の被験者で脳機能情報を計測可能なシステムとするハイパースキャニング(HS)システムを構築する。構築した装置を利用して、申請者らの既存研究をもとに利他的行動実験を行う。得られた脳機能データを脳機能ネットワークとして表現し、利他的行動時とそれ以外の状態を最もよく識別するマトリクスを決定する手法の検討を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では、非侵襲的な脳機能イメージング装置であるfNIRSを用いたハイパースキャニングシステムを開発した。同時に複数人の脳機能データを取得し、データ駆動的に解析する新手法を提案した。この手法は、特に人間の社会的行動、具体的には利他的な行動が示される際の脳機能状態の理解に有効であることを示した。さらに、スパースなマトリクスの構築が脳機能状態の理解に重要であることも明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、非侵襲性の脳機能イメージング装置、fNIRSを用いたハイパースキャニングシステムを開発した。これにより、社会的行動、特に利他的な行動時の脳機能状態の解析が可能となった。また、遺伝的アルゴリズムやスパースアルゴリズムを用いたデータ解析手法の有効性も確認した。これらの結果は、社会的行動の理解や予測、改善への道筋を示すものであり、社会学、心理学、教育学、人工知能など、多岐にわたる分野への影響が期待される。
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