研究課題/領域番号 |
20K12009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61050:知能ロボティクス関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
小川 浩平 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10586027)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | HAI / 対話システム / 遠隔操作 / エージェント / 遠隔操作システム / 知能ロボティクス / 対話エージェント / 対話ロボット / アンドロイド / 自律対話技術 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、インターネットライブサービスにおけるアンドロイドロボットとの対話を通じた情報提供と、その効果を格段に向上させる技術と環境の創成である。具体的には、(1) 操作者の人格に依存しないアンドロイドの対話事例収集技術の構築、(2) 視聴者で構成される特定のコミュニティに特化した人格構成技術の確立と評価、以上の2つの課題に取り組むことで、現実の状況にて、人との自然な対話を通じて、様々なサービスを提供できる対話ロボットの実現を目指す。
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研究成果の概要 |
自律型の対話エージェントは現在、複数の対話相手とコミュニティを形成する1対多の対話に参加することが期待されている。そこで本研究では、ある興味を共有する人々で構成されるコミュニティの特徴に対して適応し、自然な対話を行うことができるエージェントの実現を目指した。具体的には、(1)コミュニティのメンバーがエージェントを操作して他のメンバーと対話するチャットからの対話例の収集し、(2)その例を使用してエージェントを開発した。実験の結果、コミュニティの特徴を反映した対話例を収集し、特徴に適応した対話が可能なエージェントを実現することが可能であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで様々な研究において、人と対話エージェントによる1対1の対話において、対話相手の持つ特徴への適応の効果が示されてきた。本研究では、これを多人数で構成されるコミュニティへの適応に拡張するために、適切な対話事例の収集手法および適応方法を確立できたことに学術的意義がある。 また複数人と対話エージェントの適切な対話システムを実現できたことに社会的意義を見いだすことできると考える。例えば、本研究成果はコミュニティに対して働きかけを行う情報提供メディアへ応用し、コミュニティに特化した情報提供及び、当該コミュニティ自体の理解の推進につながり、これまでにない情報提供サービスが構築できる可能性が示された。
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