研究課題/領域番号 |
20K12028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
森田 和宏 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (20325252)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 印象知識 |
研究開始時の研究の概要 |
テキスト情報のみから、その文書の信憑性を判定するため、文書から受ける印象を印象語群として抽出し、印象語との信憑性分類照合により信憑性を判定する技術の開発をおこなう。研究期間中に印象抽出、信憑性判定技術の開発と、印象知識、信憑性辞書の構築・拡充、実験による評価を実施し、実時間で処理する技術を確立する。
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研究成果の概要 |
SNSの普及により,ネットに溢れるテキストデータの取り扱いに対する重要性は極めて高い。一方,フィッシングメールなどは人間の不注意を誘うように工夫されている。また,自然災害などの大きな事件が起こるたびにデマやフェイクニュースの拡散が社会問題となっている。本研究では,テキスト情報のみから信憑性を判定するため,文書から受ける印象を抽出し,信憑性分類照合により信憑性を判定する技術の開発と評価をおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人はある情報「地震で電車が脱線した」を見たときに,「大変だ」(内容を信用した肯定的印象), 「本当なのか」(疑問を感じた否定的印象)といった何らかの感想(印象)を想起する。この印象に着目し,文章の信憑性を判定する学術的意義がある。また,テキストから受ける印象を起点とすることにより,信憑性辞書の変更のみで結果を制御できるため, SNS拡散への注意喚起,フィッシングメールへの対策のほか,誹謗中傷の検出などにも発展できる社会的意義がある。
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