研究課題/領域番号 |
20K12070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
三上 史哲 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (80550392)
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研究分担者 |
秋山 祐治 川崎医療福祉大学, 医療福祉マネジメント学部, 教授 (10596000)
難波 知子 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (30441489)
植田 嘉好子 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 准教授 (40612974)
森戸 雅子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 准教授 (50389029)
横井 英人 香川大学, 医学部附属病院, 教授 (50403788)
松井 剛太 香川大学, 教育学部, 准教授 (50432703)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 医療的ケア / EHR / PHR |
研究開始時の研究の概要 |
平成28年の児童福祉法の改正や障害者差別解消法の施行の後押しもあり、医療的ケア児の一般の保育所への入園希望が高まっている。保育所における医療的ケアはほとんどの場合、看護師が実施するが、その医療的ケア実施記録の内容は自治体や各保育所に委ねられている。本研究は、医療的ケア実施記録内容を整理し、それを電子化して関係者間で情報共有可能な仕組みを示すことを目的とする。保育園と保護者・医療機関等との連携を促進させ、医療的ケア児およびその保護者が安心・安全に保育所を利用できる環境づくりを目指す。
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研究実績の概要 |
医療的ケアを必要とする幼児・児童の情報共有アプリのプロトタイプ版を作成した。アプリはiPad、スマートフォン、パソコンで使用できるクラウド上のシステムとて構築した。記録可能な内容は、「医療的ケア児のケア内容に応じたケアの実施記録」、「医療的ケアの計画書、指示書」、「保育所・保護者の成長記録」、「カンファレンス実施記録」、「連絡帳(自由に記述)」、「訪問看護師の滞在時間記録」、「医療的ケア等におけるヒヤリハットシート」とした。このアプリを私立保育園に通園する5歳の医療的ケア児の保護者、担当の保育師および看護師で実際に利用してもらい、その後にインタビュー調査を実施した。インタビュー調査より以下の結果が得られた。 ●保護者:①何時に医療的ケアを実施したか分かるようになり安心感を持てるようになった。②今まで手書きで実施記録をもらっていたがスマホになって見やすくなった。③今までたんの色や水分量はあまり気にしたことがなかったがアプリに入力欄があるので気にするようになった ●保育者:①医ケアの項目から、その日の状態がよくわかるようになった。②ケアの結果が視認しやすくなるとより保育に活用しやすくなる。③成長記録の活用は忙しくて使えなかった ●看護師:①家庭での朝のケアが分かり状態を理解しやすくなった。②成長記録の欄に写真を入れてくれるとそのとき体験していない人も知ることができるので、すごくいいと思った。③ケアの重要な部分が残っていくのでよい。 ●システムとしての課題:①入力時の通知機能が必要②リアルタイム(ケアをしている最中)で書き込めるように、音声入力等によるメモ機能などが必要③医ケアに関する児童の状態を色分けしたり、日々の記録のグラフ化など視認性の向上があげられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2つの地域でアプリを利用してもらう予定だったが、新型コロナウイルス感染症対策により訪問が困難となり、1つの地域のみでの利用となった。研究期間を延長して引き続き計画を遂行したい。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルスが5類となり施設へ訪問しやすくなるため、研究の進捗が期待できる。
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