研究課題/領域番号 |
20K12091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
吉川 雅修 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (70200962)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 学修ナビゲーション / 学習分析 / 品質機能展開 / テキストマイニング / e-Learning / 教育の質保証 / e-learning |
研究開始時の研究の概要 |
大学の教育プログラムを対象にした学生個別の学習支援と,学生集団の状況把握とを可能にする情報システムの構築を目的とする.個々の学生に視覚的な補助を含む学習支援情報を構成し,学生の主体的な学びを促進する.教育者には科目履修中あるいは学年を単位とした学生集団の学修状況を総合的に把握する情報を提供する. 静的な情報を「学修マップ」として構成し,集団情報を含む動的な情報を「学習ナビゲーション」として構成する.次の三点について構築を行い深化や精緻化を進めていく. (1)学生個別の「学修マップ」と学生集団データの融合(2)履修科目群の並行学習支援(3)学生と教員双方の要求を満たす情報提供方法
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研究成果の概要 |
研究課題「17K00480 学修マップ構築システムによる自発的学びの支援」に引き続いて,大学の教育プログラムを対象にした学生の主体的な学びへの支援ナビゲーションの理論面とシステム機能について拡大と発展を行った. 学習内容を元に構築する「学修マップ」と,学生個人の学習履歴と学生集団の学習履歴のデータを統合的に活用した学習ナビゲーションの基礎を提供した.テキストマイニングを活用して,直近の学習ターゲットに関する学習行動の推奨方法を提案した.また,科目履修失敗の原因となる計画学習の失敗を回避するためのリマインド機能を,学生利用率が高いSNSを介して実現する方法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学生が履修する複数科目の学習活動を同時並行的に支援するために有効な学習ナビゲーションに必要な要素の導出と機能定義を行った.学生の主体的な学びの支援を,学生と教員双方に負荷をあまり増やさない形態で実現するシステムについてのモデルを提示した. 学生の個別的あるいは集団的な状況を教員が活用すると,科目再設計や科目間連携の支援も可能である.教育者が学生集団の状況を全体的および個別に把握することを支援する技術的な方法を構成した.したがって科目単位の設計・評価から学科あるいは学部を単位とする教育コース全体までの設計と評価にも貢献できる.高大接続での学習支援や卒業後の再学習など汎用的な学習支援にもつながる.
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