研究課題/領域番号 |
20K12118
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62030:学習支援システム関連
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研究機関 | 函館工業高等専門学校 |
研究代表者 |
倉山 めぐみ 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 准教授 (20710867)
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研究分担者 |
國宗 永佳 千葉工業大学, 情報科学部, 教授 (90377648)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 課題の構造 / 課題間ネットワーク / 証明問題 / プログラミング / 思考 / 課題構造 / 単文カード / 利用実験 / 学習支援システム / 図形の証明問題 |
研究開始時の研究の概要 |
単文カードを用いた学習とは,予め用意されている文が書かれたカード(単文カード)を取捨選択し,選んだ単文カードを並び替え,解答する学習であり,学習物の構造を学習するのに有効である.単文カードは教師等によって暗黙的に思考され,正解に必要な単文カードとそうでない単文カードが用意されている.そこで,単文カードの生成をシステムで扱うために,課題の構造を明確にし,構造間の差異を利用した課題間ネットワークの構築と課題間ネットワークを利用し,単文カードを用いた学習支援システムの改良を,中学数学の図形の証明問題とプログラミング課題について行う.
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研究成果の概要 |
証明問題解決支援システムについて,証明の構造を利用して単文カード生成の自動化を行い,システムの利用実験を行った.システムの利用実験では,学習者がシステムを利用できていたことが分かった.一方で,正解率が極端に悪くなる問題もあり,今後,学習者の躓き方について詳細に分析をしていく必要がある. プログラミング解決支援システムについて,各課題間のネットワークを構築することができなったため,人の手で解答には用いない単文カードを各課題に入れ込み,システムの利用実験を行った.その結果,日本語によるプログラミングとC言語のプログラミングでは,前者の方が正解率が低い結果が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,「単文カードを用いた学習」が学習者にとって,学習しやすい方法であり,記述して解答する方法と同程度の思考が必要であることが分かった.しかし,単文カードの用意の仕方によって,思考の範囲が限られることも分かったことから,「単文カードを用いた学習」が普及する上での一つの注意点が本研究によって得られた.
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