研究課題/領域番号 |
20K12131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62040:エンタテインメントおよびゲーム情報学関連
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
渋谷 恒司 龍谷大学, 先端理工学部, 教授 (20287973)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | バイオリン演奏 / 演奏フィードバック / ヒューマノイドロボット / 強化学習 / ロボット / ヒューマン・ロボット・インタラクション / 楽器演奏ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,楽譜からバイオリン演奏動作を自動的に生成するシステムの構築を通して,ロボットの表現手法を確立することを最終目的としている.本申請課題では,「短い楽曲を対象として,バイオリン演奏ロボットによる演奏音を,より適切な演奏に近づけるフィードバックシステムを構築すること」を目指す.このシステムは練習で演奏を構築していく過程と考えることができる.本研究のフィードバックシステムは,音だけではなくロボットの動作も考慮する必要があり,複雑である.本研究は,よりよいヒューマン・ロボット・インタラクションの実現に貢献できる.
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研究成果の概要 |
本研究では,バイオリン演奏ロボットの演奏フィードバックシステムの構築を行った.具体的には,まずソフトロボットのアイディアを用いた機構で弓圧調節可能な右ハンドを製作した.次に,それを用いて,演奏後に徐々に弓圧を調節する,弓圧フィードバックシステムを構築した.実験の結果,本システムを用いることで音圧のばらつきが減少し,ほぼ一定の音圧で演奏することを確認した.また,強化学習を用いて,楽譜から簡単な楽曲の2小節分の弓の動きを決定するシステムを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により,人間とロボットとのコミュニケーション研究へ一定の貢献ができたと考えている.特に,演奏パラメータを評価して,次の演奏へ生かすアルゴリズムは,他の作業でも応用ができると考えられる.また,開発した右ハンドは,いわゆるソフトロボットの考え方を応用しており,この分野にも貢献できたものと考えている.
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