研究課題/領域番号 |
20K12146
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分63010:環境動態解析関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
楊 偉 千葉大学, 環境リモートセンシング研究センター, 助教 (80725044)
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研究分担者 |
小林 秀樹 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(北極環境変動総合研究センター), グループリーダー代理 (10392961)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 植生フェロノジー / 相互作用 / アルゴリズム開発 / 衛星プロダクト / 気候変動 / 森林フェノロジー / モデル / リモートセンシング / 現地観測 / 植生フェノロジー |
研究開始時の研究の概要 |
This research will elucidate the interaction between spring green-up date and autumn dormancy onset for different tree species in Japan, the corresponding mechanisms and its applications to improve forest phenology models. This research can contribute a better phenology module to ecosystem models.
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研究成果の概要 |
本研究は、衛星リモートセンシングと現地観測を併用し、植生フェロノジーの相互作用(Phenology Interaction)を解明したものである。このため、まずリモートセンシングデータによる最先端の植生フェロノジー推定アルゴリズムを開発し、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のGCOM-C衛星データを用いて新たな全球植生フェロノジープロダクトを構築した。そして、既存の衛星プロダクトを統合し、北半球における植生フェロノジーの経年変化と地球温暖化の関係性を解明した。最後に、衛星フェノロジープロダクトと現場観測で春と秋のフェノロジーの相互作用が存在することは各植生タイプで確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず、本研究で開発した最先端の植生フェロノジー推定アルゴリズムとこのアルゴリズムで作成した衛星プロダクトは、陸域植生動態のモニタリングに関連する研究に観測手法と基盤データを提供することができる。次に、本研究で確認された植生とフェノールの相互作用は、既存の植物フェノロジー予測モデルの開発・改善に貢献できる。これは、将来の気候変動が陸域生態系に与える影響や、気候に対する植生の応答メカニズムを理解する上で重要な役割を果たすと考えられる。
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