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放射線感受性個人差を規定する遺伝因子の定量的評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K12165
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分63020:放射線影響関連
研究機関広島大学

研究代表者

藤田 和将  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 特任助教 (40712914)

研究分担者 松浦 伸也  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (90274133)
宮本 達雄  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 准教授 (40452627)
阿久津 シルビア夏子 (AkutsuSilviaNatsuko)  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (10822299)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード放射線感受性 / 遺伝的個人差 / 家族性乳がん卵巣がん症候群 / ゲノム編集
研究開始時の研究の概要

家族性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)関連遺伝子の多くは、放射線高感受性遺伝病の原因遺伝子でもあり、HBOC患者集団には放射線感受性の高いヒトが多く存在する。しかし、放射線感受性は生活習慣や遺伝的背景などの交絡因子の影響を受けるため、HBOC遺伝子変異ごとの放射線発がんリスクに与える効果は不明な点が多い。本研究では、ゲノム編集技術を用いてHBOC遺伝子変異導入モデル細胞ライブラリーを構築し、各HBOC遺伝子変異の放射線感受性に与える生物学的効果サイズを明らかにして、放射線感受性の遺伝的個人差も考慮したHBOCパネル遺伝子検査の構築を目的としている。

研究実績の概要

家族性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)関連遺伝子の多くは、放射線高感受性遺伝病の原因遺伝子でもあり、HBOC患者集団には放射線感受性の高いヒトが多く存在する。しかし、放射線感受性は、生活習慣や遺伝的背景などの交絡因子の影響を受けるため、HBOC遺伝子変異ごとの放射線発がんリスクに与える効果は不明な点が多い。そこで本研究では、均一な遺伝的背景をもつヒト培養細胞株において、HBOCの原因となる各DNA修復遺伝子変異が放射線感受性に与える影響を定量、相対化して、放射線感受性の遺伝的個人差も考慮したHBOCパネル遺伝子検査の構築を目的としている。
世界的な基準であるNCCN(National Comprehensive Cancer Network)ガイドラインにおけるHBOC関連遺伝子は約20種類が挙げられている。このうち4種類(BRCA1, BRCA2, TP53, PTEN)が高リスク遺伝子に、9種類(ATM, BRIP1, CDH1, CHEK2, NBS1, PALB2, RAD51C, RAD51D, STK11)が中リスク遺伝子に分類されている。これら13種類のHBOC関連遺伝子変異導入モデル細胞ライブラリーを構築する一環として、CRISPR-ObLiGaRe法によりATMやNBS1を欠失したHCT116細胞(ヒト結腸がん細胞株)を樹立した。当初の研究計画では、一本鎖DNA(single-strand oligonucleotides:ssODN)を用いた点変異導入を主に実施する予定であった。しかし、2020年に研究代表者が退職することに伴い、本研究課題を継続できないため、補助事業を廃止することとなった。

報告書

(1件)
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] NBS1 I171V多型による放射線感受性個人差の定量的評価2020

    • 著者名/発表者名
      冨岡啓太、Silvia Natsuko Akutsu、柳原啓見、田内 広、山本 卓、小林正夫、工藤美樹、藤田和将、宮本達雄、松浦伸也
    • 学会等名
      第45回中国地区放射線影響研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2021-12-27  

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