研究課題/領域番号 |
20K12276
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
|
研究機関 | 広島商船高等専門学校 |
研究代表者 |
大沼 みお 広島商船高等専門学校, その他部局等, 准教授 (70594076)
|
研究分担者 |
三角 修己 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (90583625)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 微細藻類 / バイオ燃料 / 細胞培養 / 油脂生産 / 野外培養 / 細胞増殖 / Chlorococcum sp / 次世代再生可能エネルギー / バイオディーゼル / Chlorococcum sp. / 海上培養 / 藻類バイオ燃料 / 藻類バイオマス燃料 / 油滴 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、次世代再生可能エネルギーとして期待されているバイオ燃料の普及・発展へ向けて、新規に単離された増殖能、油脂生産効率の高い単細胞藻類Chlorococcum sp. Nibukawa HS-Aを用いて、高率バイオ燃料生産系の構築を目指す。
|
研究成果の概要 |
先行研究で開発した油脂高生産と細胞増殖の両立を可能にする培地を用いて、油脂生産能・細胞増殖能の高い緑藻Chlorococcum sp.から藻類バイオ燃料を得るための野外培養系の構築を行った。野外培養に植藻するための前培養の方法を改良し、改良前の約2倍の濃度の細胞の維持が可能になった。野外培養系として、開放培養系(100 L)、閉鎖海上培養系(10 L)の開発を行った。Chlorococcum sp.は細胞沈降性を持つため、沈降速度の測定を行い、細胞収穫時の一次濃縮に自然沈降を利用できることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
藻類バイオ燃料を社会実装化するには、低コスト野外培養系の構築が必須である。本研究で、Chlorococcum sp.は、油脂生産能・増殖能が高いだけでなく、細胞沈降性があることが明らかになった。一般に、微細藻類の細胞を収穫するときは、遠心分離や濾過などコストの高い方法が取られることが多いが、第一段階の濃縮を沈殿によって行うことにより、大幅なコストカットが可能と考えられる。本藻を用いて野外大型培養のさらなる改良を行うことは、藻類バイオ燃料の社会実装化に貢献すると考えられる。
|