研究課題/領域番号 |
20K12300
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
|
研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
熊野 直子 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (70711638)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | ベトナム / 地盤沈下 / 灌漑 / 海面上昇 / 気候変動 / 適応費用 / 費用分析 / 堤防 / マングローブ林 / 費用便益 |
研究開始時の研究の概要 |
海面上昇への適応策としての堤防設置の費用分析をするにあたって,沿岸地域では地盤が沈下しており,適応に必要な堤防高さが増加することが懸念される。堤防の設置費用は堤防高さに依存することがわかっており,申請者は地盤沈下を含めた適応費用の分析が必要であると考え,ベトナムを事例に費用分析を行う。
|
研究実績の概要 |
本研究は,広大な耕作地を有するベトナム南部を対象に,海面上昇や地盤沈下による将来の影響を推定し,効率的な海岸防護策を提案するものである。コロナ感染症の影響下では渡越が不可能になったため,これまでの経験をもとに先に海面上昇の影響の計算を行ってきた。具体的には,マングローブ林をグリーンインフラとして活用した場合における海岸防護の費用便益を行った。その結果,ベトナム南部では特に被害が大きいことから,その有効性が他国と比較して大きいことが分かった。 昨年度は休職復帰後は私的な理由で,海外出張が困難になったためこでまでに引き続きデータの精度向上に努めた。例えば,人口データ,潮位データ,GCMのこれまでの1/100までダウンスケーリングを行い,また,ベトナム南部の井戸データの整備を行なった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
休職からの復帰であったため他の業務に追われてしまい,実質的な研究へのエフォートが低下してしまった。
|
今後の研究の推進方策 |
本年度から共同研究者が日本へ来る予定なので,これまで以上にデータへのアクセスが可能になるので,研究への熱意をもって進めていきたい。
|