研究課題/領域番号 |
20K12318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
戸部 健 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (20515407)
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研究分担者 |
鈴木 実佳 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (40297768)
今村 直樹 熊本大学, 永青文庫研究センター, 准教授 (50570727)
吉田 建一郎 大阪経済大学, 経済学部, 准教授 (60580826)
粟倉 大輔 帝京大学, 経済学部, 講師 (60757590)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 茶 / 茶文化 / 地方文書 / 外国語文献 / 茶業 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、近世から現代にかけての日本(静岡・熊本など)の茶業・茶文化の動向、およびその世界的な影響を、アメリカ・イギリス・中国・ロシアなどとの関係を視野に入れながら検討する。その際、これまでの日本の茶研究で注目されてこなかった日本の地方(じかた)文書や海外の外国語資料なども積極的に発掘し、利用する。以上の研究を通して、世界の長期的な流れのなかにおける日本茶の影響力の全体像を解明する道筋を付ける。
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研究成果の概要 |
本研究は、近代における日本の茶業、および茶文化のありようをグローバルな視野から学問横断的に検討したものである。その課題に挑むため、研究チームは日本史、アジア史、イギリス文化研究の専門家らで構成された。研究の結果、近代において日本茶が生産されてから消費されるまでの各段階の様子を具体的に検討できただけでなく、各段階相互のミスマッチなども見出すことができた。また、その過程で、国内外の所蔵機関などにおいて、日本とアジアの茶業・茶文化関連史資料を収集した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幕末以降日本茶はアメリカ合衆国をはじめ、ソ連や北アフリカなどにも輸出された。ただ、時代によって主な輸出先や輸出量は大きく変化し、最終的には1960年代に輸出はほぼ途絶した。なぜそのような紆余曲折をたどったのか。その背景については依然として検討の余地がある。本研究プロジェクトはそうした課題にグローバルな視点、かつ学問横断的な視野からに取り組んだところに学術的意義がある。また、そこから得られた知見は、今後の日本茶輸出のあり方を考えるための材料になると考える。
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