研究課題/領域番号 |
20K12398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 神戸大学 (2021-2022) 名古屋大学 (2020) |
研究代表者 |
内山 愉太 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 助教 (00710766)
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研究分担者 |
香坂 玲 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50509338)
徳山 美津恵 関西大学, 総合情報学部, 教授 (80363951)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 都市地域連携 / 資源管理 / アクセシビリティ / 生態系サービス / 世界農業遺産 / 里山・里海 / 参加型マネジメント / GIS / 地域資源 / 環境格差 / 生物多様性保全 / 観光戦略 / 管理行動 / DMO / 多世代連携 / 土地利用 / グリーンインフラストラクチャ / 当事者意識 / 観光資源 / 地理的表示 |
研究開始時の研究の概要 |
環境保全やコミュニティの維持・形成等の地域の多様な側面に関わる観光資源としての里山・里海について、少子高齢化の状況下で管理を行うモデルを開発する。具体的には、①居住地域内外の地域及びそこでの里山・里海に対する関心度、関心を持つ理由と、各里山・里海へのアクセス性の関係性を解明し、②各里山・里海について、高い関心を示すアクターの地理的分布パターンを特定する。さらに、③各里山・里海への関心の高いアクターの分布から成る地域圏において管理行動を起こす際の課題と行動を起こすインセンティブを解明する。最終的に、世界農業遺産を含む地域認定制度の活用、研究成果の社会還元を通じて里山・里海の管理モデルを提案する。
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研究成果の概要 |
地域の多様な側面に関わる地域資源としての里山・里海について、地域内外のアクターと連携して管理を行うモデルについて考察を行い、連携を促す地域圏の特定手法等を開発した。具体的には以下の3点を解明した。①居住地域内外の地域及びその地域環境資源に対する関心度、各資源へのアクセス性の関係性、②各資源について高い関心を示すアクターの地理的分布から予測される地域圏の分布パターン、③各資源への関心の高いアクターの分布から成る地域圏において、実際の管理行動を起こす際の課題と、行動を起こすインセンティブを解明した。また、里山・里海の資源管理を促す制度の整理及びアクター間のコミュニケーション手法の構築を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、地域資源としての各地の里山・里海について、その分布パターン等について把握したうえで、それらの資源にアクセスしている主体や高く評価する主体の分布を特定し、持続的に資源管理を行うことが可能な地域圏を解明する手法を開発した。解明される地域圏については、実際の管理行動を行う際に解消すべき障壁の把握と、行動を促すインセンティブを明らかにすることで、具体的な管理行動を促す戦略を構築する際の基盤情報として活用することが可能である。本研究の成果は、地域の行政、企業、DMO等を含む観光組織等において活用可能であり、学術的な貢献にとどまらない社会的意義を有している。
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