研究課題/領域番号 |
20K12412
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岩本 泰 東海大学, 教養学部, 教授 (70548007)
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研究分担者 |
室田 憲一 東海大学, 教養学部, 教授 (00328098)
内田 晴久 東海大学, 教養学部, 教授 (50232856)
藤野 裕弘 東海大学, 教養学部, 教授 (60219037)
藤吉 正明 東海大学, 教養学部, 教授 (70349322)
北野 忠 東海大学, 教養学部, 教授 (80407999)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 関係人口 / 持続可能な地域づくり / 地方創生 / 移住・定住 / 持続可能性 / 誰一人取り残さない / 多様性と包摂性 / 人口減少 / 関係案内人 / まちづくり / 地域づくり / 地域課題 / つながり / かかわり / ライフスタイル / ニューノーマル / 消滅可能性都市 / 環境教育 / 環境教育・ESD |
研究開始時の研究の概要 |
地方圏を中心に人口減少や高齢化による地域づくりの担い手不足等の課題に直面している。総務省は「関係人口」創出により、地域と多様に関わる人々の地域づくりへの可能性を期待している。 本研究は、関係人口の創出に向けた「関係案内人」の役割や創出に向けた評価の枠組みを明らかにすることを目的とし、総務省関係人口創出事業等の事例分析により、地域の持続可能性につなげる関係のあり方について理論化を図り、これからの関係人口創出に向けて特に「関係案内人」の役割や取り組みの成果を測定するための活用可能な指標を提案を目指す。本研究成果により、関係人口創出による地方創生の可能性について、明らかにすることをめざしている。
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研究成果の概要 |
本研究は、複数の地域事例調査の結果により、地域の多様性に鑑み画一的に関係人口の地域の役割や創出を評価すること、短期的な評価の枠組み形成が困難であることがわかった。また、一極集中/過疎化は表裏一体であり、都市と地方という関係でまちづくりを考えるのはナンセンスであること、まちづくりを支えるのは、結局のところ「人」であるという研究の核心に迫った結果、他地域に示唆を与える地方創生における関係人口の意義や関係案内人の役割に焦点化、その具体的取り組みを考える示唆を示すことができた。研究成果は『これからの地方創生・関係人口~関係人口から持続可能な地域の創り手へ』(2024年3月,発行:人言洞)を発刊できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これからの地方創生に向けた政策立案や市民活動の観点から喫緊の課題解決に直結する重要な社会的意義があることがわかった。一方で、多くの研究は、専門的学術研究の蓄積の上に立ちすぎているため、一般市民にはその言説が難解、かつ社会の変化に対応できるとはいいがたい。本研究成果では、わかりやすく「考えるヒント」と「つながるヒント」に整理できたため、今後の議論のきっかけをつくることができたのではないか。
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