研究課題/領域番号 |
20K12413
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
|
研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
佐野 浩祥 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (50449310)
|
研究分担者 |
水野 雅男 法政大学, 現代福祉学部, 教授 (20547088)
丸谷 耕太 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (50749356)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 創造的環境 / 観光地の価値 / 工芸 / エコシステム / 創造都市論 / 創造農村論 / 伝統的工芸品 / イノベーション / セレンディピティ / クリエイティブミリュー / 観光地経営 |
研究開始時の研究の概要 |
持続可能な観光地経営に向けて、観光地の価値が創造されるような「創造的環境」の成立条件を探究する。創造都市論で言及されている「創造的環境(creative milieu)」の概念を明確化しつつ、観光地における「創造的環境」の成立条件を、国内外の事例研究を通して、空間計画論的視点およびソーシャルキャピタルの視点から解明し、わが国において持続可能な観光地経営を実現するための観光政策への提言へと昇華させる。
|
研究成果の概要 |
本研究は、持続可能な観光まちづくり推進のための観光地の価値のマネジメント手法の必要性を鑑み、創造都市論におけるキー概念である「創造的環境」に着目し、その概念整理と成立条件について明らかにするものである。国内外の創造都市論に関する先行研究を渉猟して「創造的環境」の概念を明確化しつつ、その概念に基づいて国内外の「創造的環境」が成立した事例について現地調査を実施し、帰納法的にその成立条件について検討、概念モデルを構築した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
創造都市論についてはこれまで様々な研究がなされてきたが、そのキー概念である「創造的環境」に着目した研究はわが国においては見られない。創造的観光に関する研究をベースとし、観光地の価値をマネジメントする計画論へ展開させた点で先進的である。また本研究は、複数の観光地の価値創造プロセスを実証的に検証して一般化を志向した点で、現在、その多くがケーススタディに終始している“観光まちづくり論”や“観光地計画論”を前進させるものと評価できる。さらに、本研究における「創造的環境」に関する議論は、わが国において計画論としての創造都市論に大きな波及効果を及ぼすことが期待できる。
|