研究課題/領域番号 |
20K12434
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
井手 拓郎 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (90583716)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 観光まちづくり / 観光地域づくり / リーダーシップ / 人材育成 / リーダー / フォロワー |
研究開始時の研究の概要 |
日本全国で近年活発に行われている観光まちづくりには、地域の戦略を具体的に練り、その戦略を周囲の人間に示して彼らの理解・同意を促し、それを実現する取り組みを促進する「リーダー」の存在が重要であり、そのような人材の育成が地域にて求められている。 本研究はこのような状況に貢献すべく、観光まちづくりにおいて求められるリーダーシップや、リーダーシップと成果との関係をフォロワーの視点から明らかにする。そして明らかになった知見を基盤に、観光まちづくりにおけるリーダー育成プログラムを開発し、観光まちづくりを推進する人材の創出に貢献することを目指す。
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研究実績の概要 |
前橋のまちなかづくりについてまとめた論考を、書籍の一部として発表することができた(『大学的群馬ガイド:こだわりの歩き方』第7章)。 また、地域DMO職員を観光地域づくりにおけるフォロワーと位置づけて行ったリーダーのリーダーシップに関するインタビュー調査(2022年度実施)の結果分析、及びそれに基づく論文の執筆を行った。その論文は学術誌に投稿し、審査中の段階である。 さらに、観光まちづくりにおける共有型リーダーシップについて検討するため、秋田県某地域においてインタビュー調査を行った。このインタビュー調査結果、及びこれまでの参与観察に基づき、論文の構成検討に着手した。 加えて、これまでの文献調査や実態調査に基づき、リーダーシップ教育を試行した。具体的には、非常勤講師として担当している科目において受講生のリーダーシップ開発を促す教育実践を行った。その実践内容は、日本観光ホスピタリティ教育学会第23回全国大会において報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を大きく受けた2020年度・2021年度の遅れを取り戻すべく、2022年度・2023年度は積極的にフィールドワークやインタビュー調査を行った。しかし、他の業務との兼ね合いで、調査結果の整理・分析、それに基づく論文執筆が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
他の業務との時間調整を行いながら、審査中のリーダーのリーダーシップに関する論文の修正、及び観光まちづくりにおける共有型リーダーシップに関する追加調査や論文執筆を進めていき、それぞれ今年度中に公表したい。
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