研究課題/領域番号 |
20K12435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 拓殖大学 |
研究代表者 |
田嶋 規雄 拓殖大学, 商学部, 教授 (20328008)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マーケティング / 消費者行動 / ポップカルチャー / ポップカルチャー・イベント / ジャパニーズ・ポップカルチャー / ポップカルチャーイベント / 観光資源 / 地域活性化 / ジャパニーズポップカルチャー / ゲーム / 刀剣乱舞 / イベント / 観光 / ジャパニーズ・ポップ・カルチャー / アニメ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、漫画・アニメファンの消費者行動分析から、観光資源としてのジャパニーズ・ポ ップカルチャー・イベントの発展プロセスとそのために必要なマーケティング戦略を明らかにしようとするものである。イベント参加者たる漫画・アニメファンの心理・行動に関するミクロ的な分析から出発し、彼らの行動を類型化し、そして動態分析といったマクロ的な分析を行う。さらに、このミクロとマクロを接合する分析を基に、観光資源としてジャパニーズ・ポ ップカルチャー・イベントが発展するためのマーケティング戦略・戦術を提起するための枠組みを提案する。
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研究成果の概要 |
本研究は、マンガ・アニメファンの消費者行動分析から、観光資源としてのジャパニーズ・ポップカルチャー・イベント(以下、JPCEs)の発展プロセスを明らかにしようとするものであり、マンガ・アニメファンに関する消費者行動の集計化のパターンから、観光資源としてのJPCEs発展パターンを導出し、さらにJPCEs発展パターンに即したマーケティングの戦略・戦術類型を提起することができた。具体的には、ファンの心理としての①構造としての関与度と、②関与度の活性化状態の2つの軸からファンの行動を分類し、この分類に基づき、発展パターンとしての①市場形成モデル、②市場変容モデル、③市場連結モデルを抽出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マンガ・アニメファンの消費行動は、従来の消費者行動モデルでは十分に説明できない部分もあり、また、観光資源としてのジャパニーズ・ポップカルチャー・イベント(JPCEs)のポテンシャルに比して、JPCEsを対象とする研究が十分ではなかった点において、本研究は学術的貢献を果たしたと言える。また、展示会やイベントに注目した研究は散見されるものの、実務的な記述に留まることが多く、学術的な観点からの研究の蓄積は不十分であった。本研究では、観光資源としてのJPCEsは、必ずしも地域に由来する資源を活用する必要はなく、どこの地域でも開催することが可能であるという点において、本研究の社会的意義があったと言える。
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