研究課題/領域番号 |
20K12448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 北星学園大学短期大学部 |
研究代表者 |
森越 京子 (横山京子) 北星学園大学短期大学部, 短期大学部, 教授 (40299730)
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研究分担者 |
永井 隼人 和歌山大学, 観光学部, 准教授 (80784280)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ワーキング・ホリデー / ニセコ / 観光 / ホスピタリティ産業 / ワーキング・ホリデー・メーカー / 観光ホスピタリティ / リゾート / 外国人労働者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本の観光ホスピタリティ産業における外国人労働者の活用に向けた方策を探るものである。国際的なスキーリゾート地ニセコで働く、外国人ワーキング・ホリデー・メーカー(WHM)の生活と労働について調査を行う。なぜ日本を選び観光ホスピタリティ産業の仕事に就くのか。彼ら彼女たちの労働環境や仕事に対するモチベーション、日本での生活について、アンケートやインタビューを用いて調査する。また、外国人WHMと共に働く日本人労働者とのコミュニケーションや、WHMを受け入れる日本企業・外資系企業から見た現状についても理解を深める。広く、外国人WHMが地域に与える影響や国際的なリゾート地の労働について探求する。
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研究実績の概要 |
今年度の研究は、2023年3月実施した二セコ地域のインターナショナル・ワーキング・ホリデー・メーカーへのアンケート調査結果の集計から始まった。アンケート参加者59名のデータを集計し、参加者のプロフィール、ニセコでのワーキング・ホリデー参加理由、滞在期間、職種、時給、消費額、観光行動、日本語力、生活や仕事に対する満足度等を集計しまとめた。上記アンケート調査の結果については、2023年12月に、Travel and Tourism Research Association Asia Pacific Chapter (TTRA-APac)にて、発表を行った。タイトルは、An Investigation of International Working Holiday Makers in Niseko, Japan: Their Work and Life Experiencesである。この発表に関して、他の研究者から質問や助言を受け、今後の研究活動への示唆となった。
2023年10月にニセコ地域を訪れ、ワーキング・ホリデー・メーカー受け入れ企業や地域の観光団体の担当者とミーティングの機会を持ち、小グループでのデスカッション形式で、アンケート結果に関して、それぞれの見解をお聞きした。このミーディングでは、それぞれの立場からアンケート調査結果に対してコメントをいただき、ワーキング・ホリデーメーカーの生活や仕事について理解を深めた。この内容については、2024年6月の国内の学会で発表予定である。
2023年3月~4月にかけて、同じアンケート調査をオンラインで実施した。この調査は、ニセコプロモーションボードや地域の企業の協力を得て実施することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ポストコロナとなり、海外からワーキング・ホリデー・メーカーがニセコ地域に本格的に戻ってきた。このことから、2022-2023年ウインターシーズン、2023-2024年ウインターシーズンの2回、インター・ナショナル・ワーキング・ホリデー・メーカーにアンケート調査を実施することができた。また、そのアンケート分析の課程で、ニセコ地域のステークホルダーからも意見をお聞きし、インターナショナル・ワーキング・ホリデー・メーカーの生活や仕事について理解を深めることができた。これらのまとめは、研究最終年度に、国内外の学会で発表し、論文投稿を予定していることから、順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2024年3月~4月に2回目のアンケート調査を実施し、その結果を集計分析する。また、これまでの調査結果について、2024年6月に国内の観光関連学会で発表を予定している。8月には、観光学の専門家をお招きして、これまでの研究報告会を実施予定である。11月には、国際学会での発表を準備している。また、これまでの研究の成果を、国内外のジャーナルへ投稿予定である。
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