研究課題/領域番号 |
20K12544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
平口 希世子 (鳥海希世子) 昭和女子大学, 環境デザイン学部, 講師 (80866640)
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研究分担者 |
河 キョンジン 國學院大學, 観光まちづくり学部, 准教授 (10754442)
宮田 雅子 愛知淑徳大学, 創造表現学部, 教授 (20431976)
JUNG JooーYoung 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (40552336)
土屋 祐子 桃山学院大学, 国際教養学部, 准教授 (80458942)
林田 真心子 福岡女学院大学, 人文学部, 准教授 (80624212)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | メディア・デザイン実践 / 地域コミュニティ / 社会調査 / フィールドワーク / ワークショップ / メディア / コミュニティ / 地域社会 / 調査 / 実践 / デザイン / リテラシー / 変容 / メディア実践 / 学び |
研究開始時の研究の概要 |
学術研究とは、伝統的に対象を客観的に観察し、分析するものとして発展してきました。しかし、いまや私たちの暮らしを大きく支える様々なテクノロジーは、意識されているもの・されていないものを含め、人びとのコミュニケーション活動に影響を与えています。研究者も例外なくそうした日常を過ごし、情報技術やメディアと社会との関係性の全貌は、誰にもつかむことができません。こうしたなかで、客観的なメディア研究というものがどこまで可能でしょうか。本研究では、地域コミュニティに主体的に関わり、学び合うなかでメディア実践をデザイン・実施・評価する、メディア研究の新たな方法論とそのあり方について考察します。
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研究実績の概要 |
2022年度の成果実績として次の3点があげられる。 まず1つ目として、2021年度に実施したオンラインワークショップについて論文としてまとめ、発表したことである。本実践は、事前に実施した社会調査の結果をもとに設計、運営した。本プロジェクトの研究メンバー全員が関わり、6つの大学をオンラインでつなぎ、「(コロナ禍前と現在における)若者と地域コミュニティ」をテーマに発表やディスカッションをおこなった。若者の地域に対する感覚や経験を参加者同士が積極的に共有することができたと同時に、地域に対して研究者側が想定していなかった気づきや学びを得ることができた。
次に2つ目として、アンケートをもとにした社会調査とフィールドワーク、そして実践研究の3つの方法論を組み合わせた本プロジェクトの枠組みについて、前述のワークショップの成果にも結びつけながら国際学会(Global Media Education Summit)にて発表をおこなった。ラウンドテーブル形式による発表をおこない、コミュニティの定義や、研究者も一参加者となった場合、多様性を重んじる表現や実践の評価をどのようにおこなうのか等、今後につながる有意義な質問を多くもらい、議論することができた。
最後に、今後の実践研究に向けたフィールドワーク、および地域実践家との打ち合わせを実施し始めていることをあげる。対面による実践研究のデザインをなかなか開始できずにいたが、長野県諏訪郡にある富士見町にて具体的な活動内容について話し合いを進めている。富士見町はコロナ禍以前よりテレワークタウンを構想し、これまで活用されていなかった空き家が足りなくなるほど移住者が増えている地域だ。古くからの居住者と移住者との関係性や交流、富士見町の歴史と未来に着目しながら、変化し続ける現代的な地域コミュニティのなかで新たな連携の仕組みを生み出したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍の影響により対面による地域連携プロジェクトの計画が遅れたため
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今後の研究の推進方策 |
まず、当初2023年度までであった本プロジェクトを1年延長する予定でいる。そのうえで、残り2年間の計画は次のようである。2023年度の夏から秋にかけて、富士見町での地域連携プロジェクトのデザインをおこなうと共に、並行してプレ実践をスタートさせる。秋から冬にかけては、2度目の社会調査(オンラインによるアンケート調査を予定)の実施を計画している。2021年度に実施したものをブラッシュアップし、長野県と富士見町を含む諏訪・八ヶ岳エリアに特化した設問を設ける。また、2021年度の調査結果の分析については2023年度中に論文化の予定である。 2024年度は、富士見町での実践を本格化させ、継続する。そのプロセスを考察し実践研究としてまとめると同時に、調査と実践による方法論の連携、そのなかで私たちを含むプロジェクト参加者がお互いに何を学び合ったかについてモデル化する。その際、メディア・リテラシー、参加型デザイン、アクションリサーチの視座を援用し、本プロジェクトのまとめとする。
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