研究課題/領域番号 |
20K12633
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 (2022) 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (2021) 同志社大学 (2020) |
研究代表者 |
増田 明 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 客員助教 (30612121)
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研究分担者 |
春田 牧人 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (40733663)
高橋 晋 同志社大学, 脳科学研究科, 教授 (20510960)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 人工視覚 / 光遺伝学 / 視覚野 / 小動物 / 神経細胞 / 行動 / 神経活動イメージング / 行動評価 |
研究開始時の研究の概要 |
ラットにおいて「人工視覚を段階的に検証可能な実験系」を確立するため、本研究では、主に3つのことに取り組み、それぞれを統合する。 ①高照度かつ高密度LEDアレイを搭載した小型光学顕微鏡の製作を行い、高度な光刺激-観察システムを構築する。 ②製作したシステムを用いて、視覚応答と対応づけた様々な人工視覚刺激に対する脳活動を観察し、解析する。 ③人工視覚刺激をベースとする行動実験による評価系を確立する。
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研究成果の概要 |
人工視覚は視覚系を刺激し視覚体験を再現する技術で、視覚障害の回復に期待される。視覚再生の高度化のためには、脳活動と実現視覚の関係明確化が重要と考え、人工視覚のための刺激―神経応答―行動の関係を明確化するプラットフォームを確立することを目的とし、以下の3つ、①赤色LEDアレイと集光レンズによる多点光刺激システムの開発、②小型神経活動イメージングデバイスに多点電気生理測定機能の組み込み、③一次視覚野への光刺激およびデュアルリッキングシステムを用いた人工視覚分離課題の構築を実施し、それぞれ動作検証を行った。今後これらを組み合わせることで、刺激―神経応答―行動の関係を明確化されることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工視覚の研究は、視覚障害者の回復に期待される技術であり、視覚障害者だけでなく、その周囲の支援を行う方も含め、社会的に重要な意義を持つ。この研究では、人工視覚の刺激、神経応答、行動の関係を明確にするための要素技術としてプラットフォームを確立し、これらを組み合わせることで、刺激、神経応答、行動の関係をより明確にし、さらにはより自然に近い人工視覚の実現へ応用されることが期待さされる。その先には、視覚障害者の生活の質を向上させ、彼らの社会参加を促進する可能性があると思われる。
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