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家庭用の自動血圧計に実装する動脈硬化早期診断装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K12666
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

宮城 英毅  名古屋大学, 医学部附属病院, 研究員 (10745318)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード血管機能 / 動脈硬化 / 血管拡張 / 血管内皮機能 / 医工学 / FMD / 医療機器開発 / FMD検査 / 血管機能検査 / 早期診断 / 脈波
研究開始時の研究の概要

“人生100年時代”が掲げられている今、予防医療の実践は極めて重要である。生活習慣病は、早期治療で対応するしかなく、決定的な治療法がない。生活習慣病と同時に進行する動脈硬化の早期発見は、血管機能検査は有効であるが、医療機関へ受診する必要がある。また、期待される早期血管障害検査法としての臨床意義には限界があり、プライマリケアへの適応拡大が難しい。本来、予防を目的とする場合には未病者を対象にする必要があり、医療機関ではなく家庭で簡便に計測が行える必要がある。そこで、我々は一般家庭でも使用されているカフ式自動血圧計に血管機能検査を実装し、簡便で精度の高い血管機能計測技術を確立することを目的とする。

研究成果の概要

本研究は、家庭用自動血圧測定器に動脈硬化を早期診断できる血管機能検査を実装した装置の研究開発である。研究期間の初年度に試作機を完成させ、2年目には装置の改良と調整を繰り返しながら計測手法を確立した。最終年度には計70名の被験者にて性能検証を行った。結果、聴診法(従来法)による血圧計測値と高い相関(R<0.7)を認めた。血管機能は男性、肥満傾向の高い被験者において低下が認められた(女性 vs 男性;7.9 vs 10.6、BMI<25 vs BMI>25;9.1 vs 5.8 )。概ね当初の予定通りの基盤となる試作機が完成し、実際に人を対象とした性能評価を実施することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

血管機能検査は、動脈硬化症等の早期診断への有効性が確認されているにも関わらず本来の目的である早期診断に応用されていない。理由の一つには、血管機能検査が医療機関の受診者に限られているため、自覚症状が乏しい初期時に検査が受けられず見逃されている可能性がある。動脈硬化の初期となる血管機能不全は20歳台から始まることが報告されていることから、早期診断を行うには医療機関を受診しない未病者が対象となる。すなわち医療用の検査ではなく、日常において簡易に計測できることが理想である。本研究では、家庭で普及されている自動血圧計に血管機能計測を実装して、健康具合を可視化できる装置開発への道筋を作ることである。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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