• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

循環腫瘍細胞・セルクラスター・セルフリー核酸を調べつくすためのシンプルな分離法

研究課題

研究課題/領域番号 20K12706
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関富山県産業技術研究開発センター

研究代表者

高田 耕児  富山県産業技術研究開発センター, その他部局等, 主任研究員 (40530621)

研究分担者 安田 佳織  富山県立大学, 工学部, 准教授 (70707231)
菊地 央  北海道大学, 大学病院, 助教 (20828305)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード循環腫瘍細胞 / マイクロ流体デバイス / セルクラスター / マイクロ流路チップ
研究開始時の研究の概要

次世代シーケンスをはじめとした解析技術の進歩をリキッドバイオプシーにおいて多面的・重層的に利用する:例えばリキッドバイオプシー検体を循環腫瘍細胞(CTC)、セルクラスター、セルフリー核酸等に分離してそれぞれを調べつくす。これにより、癌の不均一性をより深く理解することのできる新しいリキッドバイオプシーを生み出すことができると私たちは考える。この新しいリキッドバイオプシーを実現するための鍵となるのがシンプルな分離法である。私たちは、これまで開発してきたシンプルなCTC分離法を進化させて、CTC、セルクラスター、セルフリー核酸の分離が可能となるシンプルな分離法の開発を行う。

研究成果の概要

リキッドバイオプシーの検体から循環腫瘍細胞、セルクラスター、セルフリー核酸を分離することができれば、解析技術の進歩をそれぞれに適用できるようになる。そのために必要となるのがシンプルな分離法である。サイズ分離の閾値が2.3、2.6、10、20、30μmのチップ、カートリッジ、シンプルなデバイスを開発した。これによりカートリッジ交換で様々な閾値を検討できるようになった。閾値が30μmのチップで腎がん由来細胞の分離実験を行い、細胞とセルクラスターを分離することができた。閾値が2.3μmのチップで赤血球と血漿の分離を検討し、赤血球はこのチップ内で2.3μmより小さい粒子としてふるまうことを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

例えばPCR検査のような解析技術は日進月歩で進化している。一方、調べようとする検体に含まれる様々な成分を分けずに解析するよりも、成分ごとに分けてから解析したほうが得られる情報が多い。本研究では、血液中の癌細胞、セルクラスター、核酸をサイズで分離するためのシンプルなデバイスを開発した。このデバイスは様々な解析の前処理として応用できる可能性があり、学術的にも社会的にも意義がある。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2021

すべて 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [学会発表] サイズ分離デバイスとセルソーターを用いた循環腫瘍細胞のシングルセル解析法の確立2021

    • 著者名/発表者名
      金山雅俊、小山倫太郎、森將鷹、平良彰浩、黒田耕志、高田耕児、田中文啓
    • 学会等名
      第5回Liquid Biopsy研究会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [産業財産権] 分化細胞の製造方法2024

    • 発明者名
      松浦宏治、橋岡真義、高田耕児
    • 権利者名
      学校法人加計学園 岡山理科大学、日本ゼオン株式会社、富山県
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2024-001342
    • 出願年月日
      2024
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi