研究課題/領域番号 |
20K12737
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
|
研究機関 | 秋田工業高等専門学校 |
研究代表者 |
宮脇 和人 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00390906)
|
研究分担者 |
島田 洋一 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (90162685)
齊藤 亜由子 工学院大学, 先進工学部, 助教 (90710715)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | バイオメカニクス / リハビリテーション / 機械力学・制御 / 福祉工学 / 歩行器 / 知能機械 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者の健康寿命を延ばすためにはフレイル予防のための運動が有効である。しかし、北国の冬は長く、雪に閉ざされているため、運動することはもちろん屋外へ出ることさえもためらう高齢者が多いことが北国特有の課題である。申請者はこれまで屋内で気軽に全身運動が可能な運動補助装置や、歩道で利用する高齢者の歩行に追従する電動歩行機の開発をおこなった。本研究は北国の雪深い冬にも利用できるように車輪部をソリ型とし、転倒予知機能を付加したソリ型の電動歩行器を開発する。 フレイルとは-要介護と健康の間の状態。加齢に伴う機能低下による「要介護の予備群」状態をさす。運動や栄養などにより健康状態に戻ることができる。
|
研究成果の概要 |
加齢に伴い骨や関節,筋肉などの運動器の衰えが原因で「立つ」「歩く」「座る」といった機能が低下し,フレイルに該当する高齢者が増加している.適度な歩行はフレイル予防のひとつであるが,東北地区などの降雪地帯の冬期間おいては,現在広く使用されている車輪型歩行器では,積雪のため歩行の補助が困難である. これを解決するため,本研究では積雪時でも歩行の補助ができるそり型電動歩行器を開発する.雪面との接触部にそりを取り付けている.また,クローラロボットを搭載し,電子制御により一人一人の歩行に適した補助をすることで,雪上での転倒を防ぐことが可能である
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の健康寿命を延ばすためにはフレイルの予防が有効である。このフレイルは運動することで予防可能となる。しかし、北国の冬は長く雪に閉ざされているため、屋外で運動することをためらう高齢者が多く、運動不足が雪国特有の課題である。本研究は歩行補助装置に関して、北国の雪深い冬でも利用できるように通常は車輪部である移動補助部をソリ型とした。駆動部はクローラを用い、センサーフィージョンにより歩行者の転倒を予知する機能を付加したソリ型の電動歩行器を開発した。この機器の開発場所は雪が降り積もる秋田県が最適であった。
|