研究課題/領域番号 |
20K12758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
青森 広美 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40813332)
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研究分担者 |
廣瀬 秀行 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 教授 (10360679)
小澤 芳子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (60320769)
水野 智子 東都大学, 幕張ヒューマンケア学部, 教授 (20279574)
半田 隆志 埼玉県産業技術総合センター, 電気・電子技術・戦略プロジェクト担当, 専門研究員 (20639679)
浅見 正人 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 助教 (40821723)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 看護負担計測システム / 標準型車椅子 / 看護援助動作 / 体幹の屈曲 / 体幹の側屈 / 体幹の捻転 / 時間角度積分 / 車椅子 / 看護援助負担計測 / 姿勢保持 / 車椅子シーティング / 寝たきり患者 / 看護援助 / 動作分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、車椅子シーティング上で医療処置や日常生活援助などの看護業務が負担なく実施できるかを検証することを目的とする。医療療養病棟に入院にしてる寝たきり患者が車椅子上で医療処置や看護援助を受け、終日、車椅子で生活することが可能になれば、患者の身体機能の維持や生活の質の向上、介護負担の軽減から退院の増加、医療費の軽減につながる。医療療養病棟で頻繁に実施されている看護援助について、本研究により開発する看護負担計測システムで援助動作を分析し、寝たきり患者が車椅子シーティングを活用するための車椅子上での看護援助方法の提案を行う。
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研究実績の概要 |
前年度に、計測調査を実施した研究結果の分析を実施した。調査は、看護負担度計測システムを用いて、ベッド上および標準型車椅子上での看護援助4項目(気管内吸引・経管栄養・洗髪・足浴)について、医療療養病棟に勤務する看護師6名を対象に実施している。 アウトカムを作業時間、体幹前屈60度を超える時間、体幹前屈時間の総和、主観的負担度として、分析を行った。 作業時間は、経管栄養が車椅子上がベッド上に対して、58.3%、同様に洗髪は48.6%と半分の時間であり、有意差がみられた。前屈60度を超える時間は、車椅子上の洗髪が1秒以下であるのに対して、ベッド上は、43.2秒と長く、有意差がみられた。体幹前屈時間の総和は、洗髪においては、ベッド上での洗髪が車椅子上の6.22倍で有意差があり、非常に負担の大きいことがわかった。看護援助の主観的負担度は、ベッド上と車椅子上での有意差は、みられなかった。ベッド上での看護援助は、洗髪や足浴など体位変換や患者の身体の一部を持ち上げたり動かす動作を含む援助に身体的負担が大きいことが明らかになった。 現在、関連の学術集会での報告会準備、論文の作成中である。 寝たきり患者の援助として頻繁に行われる「車椅子上でのオムツ交換の方法」を検討するために、デンマークの介護施設に勤務する作業療法士から、寝たきり患者の生活援助方法についての情報を得た。従来行われている援助を見直し、新たな視点からのガイドライン作成に役立てたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
計測センサーの開発はできたが、計測センサーの装着方法に課題があり、計測データが十分に取れないものがあった。そのためデータの分析に時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
看護動作計測システムの装着方法を改良し、ティルト・リクライニング車椅子を使用した看護援助動作の比較を行う。車椅子シーティングに合わせた看護援助方法の開発、ガイドラインの作成を行う。
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