研究課題/領域番号 |
20K12768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
高取 良太 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任講師 (10351355)
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研究分担者 |
北條 達也 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (40298740)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 脊柱側弯症 / 運動器検診 / 装具療法 / 画像解析 / 学校検診 |
研究開始時の研究の概要 |
運動器検診での脊柱側弯症の検査に3Dスキャニングカメラおよびボディバランスモニターを用いた評価を追加し,学校検診での脊柱側弯症の早期発見システムの構築する.また早期発見された児童に対して,動的脊柱装具を導入する.脊柱側弯症の進行の程度,装着時間など装具療法のコンプライアンスを調査し,動的脊柱装具による早期治療効果を検証する.本研究により小児期の脊柱側弯症の進行に対する革新的な予防医療を確立する.
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研究実績の概要 |
令和5年度も昨年と同様に同志社小学校5年生88名の児童を対象に,運動器検診実施に合わせて,対象に3Dスキャニングカメラとボディバランスモニターを用いた側弯症検診を実施した.従来の視診での評価を学校医に実施していただくとともに,体操着着用下に検診を実施した.検診結果については3次元画像とボディバランスモニターによる推定Cobb角を参考に,整形外科医2名での合議で判定した.学校医での検診では陽性者は0人であったが,本検診システムでは6人を陽性疑いと判定し,二次検診を勧めた.6人のうち6人が当院での二次検診を受診していただき,その内2人のCobb角は19度と26度であり,側弯症の基準を満たし,外来経過観察としている.学校側と調整し,次年度の実施日程を決定している. 側弯形態に関する三次元画像解析の研究では,側弯症の分類に基づいて腰椎カーブの定量的評価を行い,椎体側方偏移量と椎体回旋角が相関することを明らかにし,国際学会で発表するとともに,論文作成を行っている. 装具療法に関する研究では,当院で装具を導入した96名を対象にKing分類を用いたカーブタイプ毎の初期矯正効果と治療成績の違いについて示した.初期矯正効果を評価し,胸椎カーブでは側弯形態による相違を認めず,腰椎カーブでは側弯形態によって相違があることを明らかにした.治療成績ではKing type1, 3, 4はカーブの進行をきたしやすく,King type1, 3は経過中にカーブタイプが他のtypeに変化することを報告した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大のため,運動器検診実施を含めて遅延を生じていましたが,2023年度より検診活動を実施し,継続,発展的に取り組んでいます. 画像解析,装具療法の研究は予定通り進んでいます.
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今後の研究の推進方策 |
検診活動3年目の実施,2次検診受診率向上が得られ,側弯症の早期発見が実現しつつあり,検診陽性者,装具療法導入者のフォローアップを継続する.また京都府北部地域での検診活動の礎になるように,検診活動を発展させていく.さらに側弯形態に関する三次元画像解析,装具療法の治療成績,装具開発に関するデータ収集,解析を行い,早期治療と連動する研究を行っていく.
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