研究課題/領域番号 |
20K12775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90150:医療福祉工学関連
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研究機関 | 埼玉県産業技術総合センター |
研究代表者 |
半田 隆志 埼玉県産業技術総合センター, 電気・電子技術・戦略プロジェクト担当, 専門研究員 (20639679)
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研究分担者 |
廣瀬 秀行 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 教授 (10360679)
亀ヶ谷 忠彦 群馬医療福祉大学, リハビリテ-ション学部, 教授 (90455949)
白銀 暁 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 福祉機器開発部, 研究室長 (90404764)
相馬 正之 東北福祉大学, 健康科学部, 准教授 (40554994)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 規格 / 福祉用具 / 車椅子 / 車椅子シーティング / コスト / 車椅子用クッション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、「車椅子と車椅子関連用具」の、安全性・機能性試験の「実施コスト」に着目し、既存の試験規格と同等の妥当性・信頼性を有しながら、実施コストを低減した試験案を考案するとともに、より一般的な「試験規格開発指針」も導出することである。 実施内容は以下のとおりである。 1 既存試験規格の実施状況調査と低コスト案考案 2 低コスト案の妥当性・信頼性の検証 3 質的研究手法を応用した試験規格開発指針の作成
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研究成果の概要 |
本研究は、車椅子とその関連分野のISO試験規格について、試験実施コストが低減された代替試験案(低コスト案)を考案するとともに、「試験実施コストに留意した試験規格開発の指針」を導出することを目的とした。いくつか考案した低コスト案のうち、「試験用ダミー」については、ISOの国際ワーキンググループ(ISO/TC 173/SC 1/WG 1)にて、今後のISO規格の改定に反映させることを、概ね合意させることができた。また「せん断計測」については、ISO国際ワーキンググループ(同WG 11)において、ISO規格化(技術仕様書を予定)を目指して活動する国際タスクグループを形成させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の、車椅子とその関連分野のISO試験規格は、学術的には入念かつ慎重に開発されていると言える。本研究で考案した低コスト案は、既存のISO試験規格等を比較対象とした妥当性評価や信頼性評価を実施していることから、学術的に意義のあるものと考えられる。なおこれらの研究成果は、近々、査読付き論文として投稿完了する予定である。 試験実施にかかるコストが大きい場合、それは結果的に、資金力に劣る小規模製造業者や貧困国の製造業者に対する「参入障壁の1つ」になってしまっている可能性がある。本研究の成果は、そのような「参入障壁」を低減する効果が見込めることから、社会的な意義も大きいと考えている。
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