研究課題/領域番号 |
20K12883
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
臼井 昭子 山形大学, 有機エレクトロニクスイノベーションセンター, 産学連携准教授 (20842537)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 3Dプリンタ / 3Dゲルプリンタ / 3Dモデリング / 造形教育 / 美術科 / 3Dゲルプリンタ / 学校教育 / 美術科教育 / スライスソフトウェア / 3Dプリンタ / 3Dモデリングソフトウェア / アート教育 |
研究開始時の研究の概要 |
子供たちの創造力や表現力を育成するためアート教育の重要性が高まっている。アートの分野では、デジタル技術などによる新しい表現の形が作られつつあり、その表現手法は多様化している。今後全く新しい技術を用いた表現が生まれてくることが予想され、子供たちもそれらを積極的に活用し表現していく力が求められると思われる。本研究では、新しい表現手法の一つである3Dゲルプリンタを用いた表現活動を子供たちが行い、これまでの造形教育と比べ表現の仕方に変化が生まれるのか、また表現力の育成に効果があるのか検討する。
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研究成果の概要 |
造形教育における新しい表現手法の一つとして3Dゲルプリンタに着目し、子供が使いやすい3Dプリンタの要件や3Dゲルプリンタがアート表現をどのように広げ、子供たちの表現力をどのように高めることができるのか検討した。その結果、実践では高校生らが美術科の学習目標を達成するなど3Dゲルプリンタが美術科の教材になり得ることが示された。授業への導入にあたっては印刷時間の長さやモデリングソフトの操作習得の難しさが課題であることがわかった。3Dゲルプリンタで制作したアート作品は国際芸術賞展で優秀賞を受賞し「進取の気性を示し、想像をも越えた創造力があり感動した」といった評価を受けるなど新しい表現として受容された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代社会において、イノベーション等にはアート教育によって育まれるスキルがますます重要になるとされている。デジタル技術によってアートの表現手法が多様化しているため、子供たちには新しい技術を積極的に活用して表現する力が求められている。本研究では、3Dゲルプリンタの活用によって子供たちの表現力が高められる可能性があることを示した。3Dゲルプリンタが新たな造形表現の手法としてアート教育の充実に資することが期待される。
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