研究課題/領域番号 |
20K13032
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
八木 堅二 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (60771102)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 中国語方言 / 音韻 / 少数民族言語 / 言語地理学 / 中国語 / 方言 / 言語類型地理論 / 言語地図 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は言語地理学と臨地調査を主な手法とし、中国全土(中国語以外の周辺言語を含む場合もある)を対象とした言語地図を作製し言語現象の分布を把握するとともに、複数のデータを統合し構造の変化を考察する。また構造変化の観点から重要な地点を選んで臨地調査を行い、音響分析や世代間調査などの精密な分析によって音韻構造の変化を裏付けていくとともに、調査と既存の報告書からは得られないデータの補充や基礎的調査を行う。
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研究実績の概要 |
中国語方言は多くの言語構成要素の類型的境界に位置し、その形成・変化及び周辺言語との関連の解明は中国語史のみならず世界の言語形成の理解に寄与する。本研究は言語類型地理論的観点から中国語音韻構造の形成と変化の過程を分析した。主な研究手法として言語地理学的手法を用い、中国全土(中国語以外の周辺言語を含む場合もある)を対象とした言語地図を作製し言語現象の分布と大局的な変化の方向性を把握し、文献を利用しながら変化の様相について考察した。当初、中国国内において方言調査を行う予定もあったが、新型コロナウィルス蔓延の影響により、中国国内での調査は断念せざるを得なかった。その不足を補うため、周辺言語に関する文献的調査および初歩的な臨地調査を行い、当初想定していなかった方面での成果もあり、今後の研究の広がりへとつなげる事ができた。言語地理学的研究として公刊した業績には(1)"er音的分布;以中西部方言爲主"、(2)Stop Series in Sinitic、(3)"‘Mouse’ in Sinitic,‘Chicken’ in Sinitic, ‘Horse’ in Sinitic, ‘Dog’ in Sinitic, ‘Bear’ in Sinitic"、(4)"中国語方言における「兄」「弟」「姉」「妹」を表す語の分類と分布"がある。(1)と(2)はそれぞれ音韻を扱ったものであり、特に(1)では中国国内における少数民族言語の状況についても扱っている。(3)(4)は語彙を対象としたものである。なお、今後これらの研究についてはさらに多方面からの分析を加え研究を深めていく必要性が生じたため、前年度申請を行い研究の発展的継続を図った。
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