• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

英語の現在分詞・過去分詞の実証的・理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K13066
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02080:英語学関連
研究機関愛知学院大学

研究代表者

杉浦 克哉  愛知学院大学, 教養部, 准教授 (40781498)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワード心理動詞 / 主題役割 / 項 / 現在分詞 / 動詞移動 / 非定形節 / 縮約関係節 / 分詞構文 / 前位修飾 / 非定形Ving形 / デフォルト格 / OV語順 / 節構造の縮小 / 与格付与 / 主格付与 / 名詞前位修飾 / please / 主題 / (非)有生名詞 / 現在分詞・過去分詞 / V-ing形 / コントロール
研究開始時の研究の概要

英語の現在分詞・過去分詞を実証面、理論面から研究する。具体的には、an
exciting movieのような心理動詞の現在分詞が前位修飾する名詞句の統語構造と、
people living in Tokyoやa book written in Englishのような現在分詞・過去分詞が後位修飾する名詞句の統語構造を研究する。
実証的研究としては、歴史コーパス等を用いて資料を収集し、傾向や一般化を導き出し、対象とする構文が通時的にどのように変化したかを明らかにする。理論的研究としては、歴史調査から得た結果を、生成文法の枠組み、特にChomsky (1995)以降の極小主義の枠組みで分析する。

研究成果の概要

英語の心理動詞の現在分詞が前位修飾する名詞句の研究成果として2本の論文を発表した。論文名は「英語史におけるpleasingの名詞前位修飾構造の出現について」と「英語史におけるworryの意味変化に関するコーパス調査」である。
英語の現在分詞・過去分詞が後位修飾する名詞句の研究成果として論文を1本発表した。論文名は「非定形Ving構文における動詞移動の歴史的発達: 非定形Vingと副詞の語順に焦点を当てて」である。また、タイトル「古英語のOV語順を示す縮約関係節の節構造の縮小について」を第41回日本英語学会に投稿し、現在審査中である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

英語の心理動詞の現在分詞が前位修飾する名詞句の研究では、pleaseとworryが項に付与する主題役割と、英語史における動詞の出現時期に着目し、当該の構造がいつ、なぜ出現したかを示した。本研究は先行研究でほとんど扱われていないため、本研究結果は今後の当該分野の研究の基礎となる。英語の現在分詞・過去分詞が後位修飾する名詞句の研究では、縮約関係節を分詞構文、前置詞補部Ving構文も含めた非定形Ving構文の枠で捉え直した。そして非定形節における動詞移動の観点から分析した。この観点からの分析は先行研究にはないことから、本研究結果もまた、当該分野の今後の研究の基礎となる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 英語史におけるデフォルト格としての主格について2023

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 雑誌名

      近代英語研究

      巻: 39

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 非定形Ving構文における動詞移動の歴史的発達: 非定形Vingと副詞の語順に焦点を当てて2022

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 雑誌名

      日本英文学会第94回全国大会Proceedings

      巻: -

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 英語史におけるpleasingの名詞前位修飾構造の出現について2022

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 雑誌名

      大室剛志先生退職記念論文集

      巻: - ページ: 212-222

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書 2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 英語史におけるworryの意味変化に関するコーパス調査2022

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 雑誌名

      愛知学院大学教養部紀要

      巻: 第69巻3号 ページ: 35-42

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] Dative and Nominative Absolute Constructions in Old English2022

    • 著者名/発表者名
      Katsuya Sugiura
    • 学会等名
      The English Linguistic Society of Japan 15th International Spring Forum
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 非定形Ving構文における動詞移動の歴史的発達: 非定形Vingと副詞の語順に焦点を当てて2022

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 学会等名
      日本英文学会第94回大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 独立分詞構文の主語の格について2022

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 学会等名
      第8回史的英語学研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 目的語経験者動詞Stun, Worryの出現について2022

    • 著者名/発表者名
      杉浦克哉
    • 学会等名
      第7回史的英語学研究会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi