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社会ネットワーク分析を用いた留学生の言語習得プロセスの縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K13075
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02090:日本語教育関連
研究機関横浜国立大学

研究代表者

半沢 千絵美  横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 准教授 (10734139)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワード社会ネットワーク分析 / 日本語習得 / 留学生 / SNA
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は,日本の大学に留学している異なる立場の留学生(学部留学生・大学院留学生・交換留学生)の「社会ネットワーク」「言語使用状況」「日本語能力」を分析し,留学中の他者との関わりと言語使用状況が言語習得プロセスにどのように影響するかを考察することである。
社会ネットワーク分析(Social Network Analysis)を用いることで,留学生の人間関係を図式化し,その変化を可視化することが可能となる。長期的にデータを集めることでこれまでは見えてこなかった社会ネットワークと言語習得の関連性を導き出すのが狙いである。

研究実績の概要

本研究の目的は、日本の大学に留学している異なる立場の留学生(学部留学生・大学院留学生・交換留学生)の「社会ネットワーク」「言語使用状況」「日本語能力」を分析し、留学中の他者との関わりと言語使用状況が言語習得プロセスにどのように影響するかを考察することである。社会ネットワーク分析(Social Network Analysis)を用いることで、留学生の人間関係を図式化し、その変化を可視化することが可能となる。その社会ネットワークデータの収集とともに、留学生が日常生活でだれとどの言語を用いているのかを記録し、言語インプットや他者との意味交渉で使われる言語の質と量を分析する。さらには、留学開始時、途中、終了時の日本語能力の測定を実施し、日本語能力の変化も分析対象とする。長期的にデータを集めることでこれまでは見えてこなかった社会ネットワークと言語習得の関連性を導き出すのが狙いである。

2023年度は、2021年度から本調査に参加している留学生の追加データの収集を行ったのと、2022年度に調査に参加した留学生のフォローアップアンケートを実施した。また、2022年度に引き続き交換留学プログラムに在籍する留学生のデータを収集することができた。データ分析の途中経過の報告としては、米国ポートランドで開催されたInternational Network for Social Network Analysis主催のSunbelt2023(2023年6月)と、日本語教育方法研究会(2023年9月)にてポスター発表を行なった。また、在日外国人留学生を対象としたネットワーク関連の先行研究を論文としてまとめた。

さらには、2022年度に引き続き社会ネットワーク分析に関する勉強会を開催、関連分野に興味のある研究者を招いて意見交換を行い、本研究にもコメントをもらうことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

留学生の入国状況の影響があり、全体的にデータ収集が遅れていた影響が大きい。データ分析の進捗に関しては当初の予定よりも若干遅れている状況である。

今後の研究の推進方策

2024年度は、これまで収集したデータの分析、執筆作業を行う。学会等で成果の共有を行うとともに、社会ネットワーク分析に関する勉強会も引き続き開催予定である。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] <研究ノート> 在日留学生の社会ネットワークに関する研究の概観2023

    • 著者名/発表者名
      半沢千絵美
    • 雑誌名

      ときわの杜論叢

      巻: 10 ページ: 58-70

    • DOI

      10.18880/0002000002

    • URL

      https://ynu.repo.nii.ac.jp/records/2000002

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] Exploring international students’ ego-network development during study abroad2023

    • 著者名/発表者名
      Chiemi Hanzawa
    • 学会等名
      SUNBELT2023 International network for social network analysis
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 交換留学生の社会ネットワークと日本語使用の変化に関する考察2023

    • 著者名/発表者名
      半沢千絵美
    • 学会等名
      第61回日本語教育方法研究会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 留学生のネットワークと言語使用についての一考察―社会ネットワーク分析(SNA)の可能性を探るー2022

    • 著者名/発表者名
      半沢千絵美
    • 学会等名
      第27回留学生教育学会年次大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 留学生の日本語使用と社会ネットワークに関する考察-日本語口頭能力が向上した大学院留学生のケースをもとに-2021

    • 著者名/発表者名
      半沢千絵美
    • 学会等名
      第57回日本語教育方法研究会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] コロナ禍の在日留学生の言語使用の一考察:社会ネットワーク分析を用いて2021

    • 著者名/発表者名
      半沢千絵美
    • 学会等名
      カナダ日本語教育振興会年次大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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