研究課題/領域番号 |
20K13080
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 帝京平成大学 (2022-2023) 東京都立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
黄 美蘭 帝京平成大学, 人文社会学部, 講師 (30747126)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 日本留学経験 / 中国人元留学生社員 / 労働に関する価値観 / 仕事満足度 / 高度人材 / 留学経験の活用 / 高度外国人材 / 日本企業 / 留学経験 / 中国の職場 / 現在の職務に与える影響 / 大学で学んだ知識・スキル / 現在の職務 / 中国で就職 / 中国人元留学生 / 日本で就職 / 大学院修了生 / 中国人留学生 / 日本社会での経験 |
研究開始時の研究の概要 |
海外留学経験は収入や職業キャリアに正の影響、仕事や私生活に充実感や満足感をもたらす(新見・米澤・秋庭,2018)としているが、日本で留学を終え、中国に帰国して就職した中国人帰国留学生や日本で就職した中国人元留学生を対象に、彼らが日本留学経験をどのように捉えているのかについて検討した先行研究は僅少である。 本研究は、日本の大学や大学院、専門学校などの高等教育機関における留学生教育や留学生のキャリア教育、キャリア支援のための一助になると考える。
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研究成果の概要 |
本研究では、日本で大学や大学院などの高等教育機関を卒業・修了し、日本や中国で企業に勤めている中国人元留学生社員を対象に、日本留学経験が現在の職務に与える影響について調査した。 研究期間中に、中国人元留学生社員を対象に半構造化インタビューと質問紙調査を実施した。その結果について、異文化間教育学会、日本コミュニティ心理学会、留学生教育学会、韓国日本学会等において発表を行なった。また、国内外の雑誌に学術論文を投稿した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では現在の職務に肯定的な影響を与えると捉えている日本留学経験の内容について詳細に分析した。また、日本で就職する理由や現在の職務に活かしている留学経験が仕事に対する満足度に与える影響について明らかにした。本研究の結果は、日本の高等教育機関における留学生教育や留学生のキャリア教育、キャリア支援のための重要な参考資料となると考える。 日中の職場において、元留学生社員は日本留学経験を通して得た知識や身につけたスキルをどのように活用しているのか、元留学生社員が日本留学経験を最大限に活かせる職場環境はどのようなものなのか、本研究はその答えの一部を明らかにしていると言える。
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