研究課題/領域番号 |
20K13100
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 小樽商科大学 |
研究代表者 |
三ツ木 真実 小樽商科大学, 言語センター, 准教授 (80782458)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 英語学習の動機づけ / 英語学習者エンゲージメント / 個人の英語学習文脈 / 動機づけの変化プロセス / 質的分析 / 個人の学習文脈 / 動機づけの変化のプロセス / エンゲージメント / 個々の学習文脈 / 動機づけ変容 / 動機づけ変化のプロセス / 学習経験 / 動機の変容要因 / 第二言語習得 / 動機づけ / 質的研究 |
研究開始時の研究の概要 |
学習者の動機づけは時間を経て変化するものであり、多種多様な要因の影響を受けて変化するものでもある。この場合、動機づけを時間の経過に伴うプロセスとして捉えるとともに、個々の学習者が置かれた学習文脈の中で捉えていく必要がある。したがって、本研究では、質的なアプローチを通じて、時間経過に伴って動機づけがダイナミックに変化していくプロセスを詳細に記述する。また、学習者個人の学習文脈を踏まえた動機づけ変化のプロセスを微視的に分析し、動機づけを生じさせる仕組み(あるいは要因)を社会的・心理的側面から明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、「学習者の動機づけの発生/変化のプロセスではどのようなことが起こっているのか」、また「過去の学習経験が現在(インタビュー時)の学習者の動機づけとどのように関連しているのか」に焦点を当て、質的アプローチを用いた学習者の個別具体的な学習経験の微視的な分析を通じて、学習者を取り巻く幅広い環境特性(社会的要因)と学習者の内面(心理的要因)といった観点から動機づけの変化のプロセスを捉えることを試みた。また、動機づけに基づく実際の学習行動にも目を向け、エンゲージメントの観点からも個々の学習文脈で行われた英語学習の分析を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個人の学習文脈における動機づけ変化のプロセスを捉えるための方法論を一つ確立できたことが成果である。また、それを動機づけの隣接分野であるエンゲージメント研究にも拡張して分析を実施することができたことも成果の一つであり、新たな研究方法の提案として意義を持つ。また、この研究を踏まえ、個々の学習者固有の学習経験を回顧的かつ微視的に分析するアプローチを継続しながら、これまでの動機づけやエンゲージメントの研究における理論等を踏まえながら、学習者をより学習に関与させる先行要因は何であるかを明らかにする点を分野としての新たな課題として浮上させたことに意義がある。
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