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英語の“ルビ”を使った発音動画の小学校英語での効果検証:中国語教育の応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K13106
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関会津大学

研究代表者

野北 明嗣  会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (30868815)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2021年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード英語の音素目録 / フォニックス / 英語の発音 / 第二言語音声学 / 文字と音の対応 / 範疇知覚 / 英語の発音指導 / 母音一覧表 / 子音一覧表 / 中国語の発音指導 / 英語の綴り指導 / レッスン動画 / 英語教員のプライド / 英語のつづりの読み方 / 中国語のピンイン / 発音指導 / 小学校英語
研究開始時の研究の概要

●概要
小学生用の英語の発音レッスン動画を作成し、小学校の授業で導入してもらい、その効果を、そして英語に自身のない小学校教員の負担を減らせるかを検証する。
●レッスン動画の詳細
中国語教育では「ピンイン」という優れた"ルビ/フリガナ"があり、簡単に発音が練習できるようになっている。現在の日本の英語の発音指導とは雲泥の差がある。そこで本研究では中国語の発音指導を英語に応用する。既に中国語で長年使われているメソッドなので、色々と予測しやすい。

研究実績の概要

まず、英語の整理整頓された音素目録の一覧とそれに対応する代表的な文字(書記素)を一つ割り当てた表、そしてそれを具体的に中国語のピンインのように使用することに関する査読付き論文が、2022年5月に音韻研究25で発表された。実は過去に2度同じテーマの論文を出版しようと試みたが、いずれも「効果が実証されていない」という理由で、不採択となった。しかし今回、3人の大学生に28回にわたり、昨年までに作った35個の動画及び同様の内容のものを指導し(コロナ渦のため全てZOOMによるオンラインレッスン)、レッスン前、14回のレッスン終了後、全28回のレッスン終了後で単語読みタスクを実行し、それを3人の北米英語母語話者の英語教員に「通じやすさ」と「ネイティブらしさ」の2点を評価していただいた。その結果を加えた論文を提出したところ、ついに採択となり、念願のこの英語の音素目録とその表記を主張した論文が出版されたので、是非読んでいただければ幸いである。
小学生や教員に関しては、コロナ渦に加え、昨年までに書いたように教員たちのプライドを傷つけてしまうなどの理由から、あまり協力を得られず、新たなデータは集められなかったが、昨年までに集めた小学校6年生の12回のレッスン前と後の単語読みタスクの録音データを編集し、3人の北米英語母語話者の英語教員に評価していただく所までは進められた。こちらは2023年度に発表予定である。
また、私の大学生への授業中にも英語の母音の識別の正確さに関して、レッスン前後でデータを取ったが、今までの査読者達からのアドバイスを元に、手法を大幅に改善した。こちらも2023年度に発表予定である。
科研費をいただけるのは2021年度までとなったが、中国語教育を応用して英語の"ルビ"を使う方法を広めることは私の人生の目標の一つであり、今後も別な仕事環境でどんどん進めていく予定である。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Suggestion for Standardization of the English Phoneme Inventory Table for L2 English Learners and its Classroom Usage2022

    • 著者名/発表者名
      Akitsugu Nogita
    • 雑誌名

      音韻研究

      巻: 25 ページ: 39-50

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Phonetic spellingを用いた英語の全ての母音音素識別の学習可能性:英語の母音の聞き分けは決して難しくない2021

    • 著者名/発表者名
      野北明嗣
    • 雑誌名

      音声研究

      巻: 24 ページ: 99-99

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] Learnability of perceiving all the English vowel contrasts by using phonetic spelling: Distinguishing English vowels should not be difficult Phonetic spellingを用いた一般米語全ての母音音素識別の学習可能性: 英語の母音の聞き分けは決して難しくない2020

    • 著者名/発表者名
      野北明嗣
    • 雑誌名

      第34回日本音声学会全国大会web予稿集

      巻: 34 ページ: 44-49

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] Suggestion for Standardization of the English Phonemic Notation: SoundSpelling2021

    • 著者名/発表者名
      Akitsugu Nogita
    • 学会等名
      Phonology Forum 2021
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] Phonetic spellingを用いた一般米語全13母音音素識別の学習可能性(英語の母音の区別は決して難しくない)2020

    • 著者名/発表者名
      野北明嗣
    • 学会等名
      第34回日本音声学会全国大会 2020年9月27日
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [備考] サウンドスペリング 語学研究センター 音声学ラボ

    • URL

      http://clrlab1.u-aizu.ac.jp/soundspelling_j.html

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [備考] サウンドスペリング 語学研究センター 音声学ラボ

    • URL

      http://clrlab1.u-aizu.ac.jp/soundspelling_j.html

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2022-12-28  

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