研究課題/領域番号 |
20K13113
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
花元 宏城 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (60625797)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ジェスチャー / 非言語コミュニケーション / マルチモーダル / 相互行為 / 非母語話者 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の主たる目的は、第一言語を共通としない話者同士が相互行為過程で産出する自発的ジェスチャーをマルチモーダルな観点で明らかにすることである。具体的には、第一言語を共通としない英語非母語話者二人一組から成る相互行為対話実験を数組行い、分析には発話を言語や周辺言語だけに限らず、身体動作を始めとする非言語面行為も含むマルチモーダル分析を用いる。これらによって自発的ジェスチャー産出が非母語話者間の相互行為過程における協働的コミュニケーションの構築にどのように関係しているかを示す。
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研究成果の概要 |
本研究では、英語非母語話者間による自由発話対話実験を通して、言語発話と共起する自発的ジェスチャーの機能およびそれらの関係性を定量・定性的に分析した。また、学習者の英語習熟度によるジェスチャー使用の違い、時空間表現時におけるジェスチャー使用についても考察した。本研究の成果は、学会や論文等で発表し、相互行為内の協働的コミュニケーションへの構築への提言を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、リンガフランカ環境における対話インタラクションにおいて、会話参加者それぞれが用いる振る舞いの明示化を、発話内容だけでなく、発話と共起する自発的ジェスチャーの観点で検証した。言語発話に伴うジェスチャーには、自己指向性だけでなく他者指向性の一面もある。そのどちらにおいても、ターン・テイキングや意味交渉時において発話者と聞き手との協働的な意味・基盤構築に重要な要素である。この研究から得られた知見が相互行為能力の促進効果の一助になれば幸いである。
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