研究課題/領域番号 |
20K13130
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
青山 拓実 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (20829486)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 言語学習動機づけ / L2動機づけ / 日本人英語学習者 / 大規模レビュー |
研究開始時の研究の概要 |
第二言語学習に対する動機づけは、第二言語習得における個人差要因として扱われ、第二言語習得のプロセスを左右する要因の一つとして様々な理論的枠組みを用いた研究が行われてきた。英語を外国語として学習する日本人学習者の英語学習に対する動機づけの必要性は日本における英語教育研究の中でも一つの重要なテーマとなっており、日本の英語学習環境に即した研究がこれまで数多く行われてきた。本研究は、これまでに実施された日本人の英語学習に対する動機づけを扱った研究を、大規模な文献収集を通したレビューを実施し整理・統合することで、今後の研究領域としての方向性やこれまでの成果の応用可能性を提示することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究は、日本人英語学習者を対象としてこれまでに実施されてきた英語学習に対する動機づけに関する研究について、大規模で網羅的な文献収集とレビューを行い、これまでの研究成果についての整理・統合を行うことを目的としている。これまでの年度では、文献整理の際の枠組みの作成並びに、日本国内で出版された文献についての情報収集並びに現物資料の収集を進めてきた。2023年度は、昨年度までの資料収集の状況から、引き続き資料の収集・整理に取り組んだ。特に、大学紀要や報告資料をより多く収集するという点で、2022年度の成果に加えて複数の進展があった。現在、日本人英語学習者を対象とした研究のうち、国外の学術誌等で出版されたものについての収集についても進めている。国際的な文献を蓄積した研究データベースを用いて文献を検索・収集し、それらのリスト化作業を並行して進めている。また、研究の進捗状況について、試行的に行った分析データを基に学会発表を行い、それらについてのフィードバックを得た。具体的には、本研究課題の最終的な成果の報告方法について、学術誌での論文としての報告のみではなく、より広く分野内の研究者や英語教育関係者に対して幅広くリストを公開し、幅広く分野内で活用されるようにするという点であった。さらに、これまでに収集されたデータや、分野内での研究動向に照らし合わせて、最終的な文献情報の分析に用いる枠組みについても随時見直しの作業を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度の遅れを受けて開始し、さらに資料収集ならびに収集データの整理に時間を要しているため、計画段階よりも研究全体の進行が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、遅れて進行している研究計画について、不足している部分について優先して実施する。具体的には、資料情報が確認できているものの現物の入手が難しいものについて、資料の入手可否について個別に検討し、入手が可能なものについては早急に入手する。また、国外の学術雑誌についても資料を収集する。その後、最終的な文献データを分析し、研究のまとめを行う。
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