研究課題/領域番号 |
20K13142
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
今井 純子 順天堂大学, 国際教養学部, 准教授 (00458506)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 第二言語ライティング / 個別学習支援 / ライティングカンファレンス / 追跡調査 / 学習者の視点 / 個別支援 / マンツーマン留学 / 二次的効果 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大学英語教育における個別学習支援の効果を、当事者の視点から追跡し、結果を横断的に比較することにより、学習者・支援者サポート体制を提案することを目的とする。個のニーズに合わせた学習支援は北米の大学で普及しているが、1対1の個別指導の実生活への繋がりは解明されておらず、当事者による言語データの解釈も行われていない。本研究では、米大学での英語個別支援に参加した学習者とチューターを追跡し、体験の振り返りとデータの解釈を記録し、支援参加の長期的・二次的効果を探索する。並行して、フィリピンでのマンツーマン式英語留学に参加した日本人大学生を対象の追観察を行う。
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研究実績の概要 |
本研究では、ライティングカンファレンスやマンツーマンでの英語指導といった個別学習支援の経験者を追跡し、個別学習支援の経験やその後の言語学習、使用への影響や効果について学習者にインタビューを実施する。聞き取り調査の結果をもとに、個別学習支援への参加の長期的、二次的効果について探索することを目的としている。調査結果を大学におけるアカデミックライティング指導や個別学習支援のあり方についての議論に役立てることを狙いとしている。 2023年は、2020年から続いていたコロナ禍が落ち着き、学習者の観察や成果発表を目的とした国際学会への渡航が可能となった。7月にフランスで行われた国際応用言語学会では、言語学習ストラテジーと自己規制能力についての質的研究シンポジウムにおけるパネラーとして参加した。発表では、学習者の振り返りコメントの内容分析の結果をもとに、エッセイの質を向上させるため、一部の学習者がライティングカンファレンスの機会を効果的に利用し、チューターとのやり取りを通して、戦略的にチューターからの効果的なフィードバックを得ている様子を報告した。また第二言語ライティングや習得研究、及び北欧をはじめとする内容重視の英語プログラムを専門に研究するチームと本課題の文脈での内容重視やライティング指導について研究交流を行った。9月には大学生を対象としたフィリピンでのマンツーマン方式の語学留学に帯同し、学習者の観察を行い、今後も追跡を行う予定でさる。10月には米アリゾナで行われた第二言語ライティングシンポジウムに参加し、本課題についてのラウンドテーブル発表を行った他、国内学会(全国語学教育学会等)においても研究の実施状況を報告した。2024年3月には、ライティングカンファレンスを専門とするハワイ大学の研究者と本課題の進捗状況と次年度の訪問を含む研究計画について打ち合わせを行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年度は海外渡航が可能となり、研究交流や一部の成果発表をすることができたが、本課題の主となるデータの収集と分析が完了しないまま年度半ばを迎え、コロナ禍でストップした遅れを取り戻したとは言えなかった。また、後半については諸事情により、予定していた国際学会で全成果を発表するまでに至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は、米国でのライティングカンファレンス経験者を対象に、オンライン及び協力が見込まれる訪問予定先にて対面で追跡調査を実施する。また、フィリピンでのマンツーマン語学留学参加者を対象としたフォローアップ調査を継続する。期間内に全成果を発表できるよう、学会での研究発表や論文発表の準備や執筆を進める。
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