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英語リスニング方略指導プログラムによる自律的な学習者の育成

研究課題

研究課題/領域番号 20K13153
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関広島大学 (2021-2023)
広島文化学園大学 (2020)

研究代表者

山内 優佳  広島大学, 外国語教育研究センター, 准教授 (40781365)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワードリスニング / 英語 / 自律的学習 / 方略 / 指導法 / 自律的な学習者
研究開始時の研究の概要

本研究は,多様な学習者に応じる英語リスニング方略指導プログラムを確立し,指導プログラムの効果を検証することを目的としている。英語をリスニングする際には教材や題材の特徴に合わせた方略を選択する必要がある。さらに,聞き手である学習者の特性(指示をされずに聞いた際にどのような聞き方をするのか)に合った方略を自ら選択できるようになることで,その後の学習活動に対しても自律的に行動できるようになることが期待される。本研究はその変容を調査するものである。

研究実績の概要

本研究は「多様な学習者に応じるリスニング指導とはどのようなものか」という革新的な問いのもと,(1) 多様な学習者に応じる英語リスニング方略指導プログラムを開発すること,(2) その指導プログラムの効果を検証することを目的としている。音声教材を放送して問題に解答するリスニング活動では,授業形態は指導者1対教室全体の一斉授業となりがちである。しかしながら,学習者は個々の脳内で(あるいは行動を伴いながら)能動的に聞く活動に従事しており,その無/意識的な処理や行動の様相は多様である。学習者の方略使用傾向と教材に応じた方略の相互作用を最大限に引き出すことが指導の肝となろう。また,学習者が自身の方略使用と方略コントロールを身につければ,それらを長期的に活用し,学び続ける自律的な学習者の育成にもつながると考えられる。
令和5(2023)年度は,前年度に実施した実態調査のデータ分析を進めた。
(1) 調査は高校生を対象に,夏休み前後においてリスニング方略(メタ認知的気づきに焦点をあてたもの)の使用傾向を申告する質問紙調査である。その結果,(a) Problem Solving,(b) Planning and Evaluation,(c) Directed Attentionの3要因についてメタ認知的意識に向上がみられた。また,夏休み前(1学期中)には教科書や教材をシャドーイングする学習行動が多くみられた。夏休み中には,限られた人数ではあるが,映画や動画配信サービスを英語で視聴する者が存在した。
(2) 高校生および大学生を対象に,リスニング方略(Vandergrift, 1997による一覧)の使用傾向を申告する質問紙調査を実施し,概念的追試を行った。その結果,元論文の研究結果が再現されないこと,また,方略と習熟度の間に元研究では報告されていない関連があることが示された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2022年度はリスニング授業担当がなく,2023年度は産前産後休暇・育児休業を取得していた。

今後の研究の推進方策

・2022年度に実施した調査の結果のうち,未公表のものについて学会にて発表する。
・実践研究を実施するため,教材等の準備を行う。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] リスニング研究:Vandergrift(1997)の概念的追試2023

    • 著者名/発表者名
      山内優佳
    • 学会等名
      外国語教育メディア学会(LET)第62回(2023年度)全国研究大会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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