研究課題/領域番号 |
20K13199
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03030:アジア史およびアフリカ史関連
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研究機関 | 山口県立大学 (2023) 京都大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
芹澤 隆道 山口県立大学, 国際文化学部, 講師 (70811248)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | フィリピン / コミンテルン / 農民 / 共産主義者 / ルガスピ |
研究開始時の研究の概要 |
1930年代世界恐慌によって大打撃を受けた東南アジア各地の農村では、植民地経済からの解放を求める農民蜂起が頻発していた。さらに当時は東南アジアに共産主義が紹介された時代でもあり、各地に共産党が結成され、コミンテルンの指導によって世界革命を目指された。 本研究は、アメリカ植民地であったフィリピンにおいて、コミンテルンから派遣された共産主義者たちは、これら農民蜂起とどのような関りを持ちながら共産主義革命を模索していたのか、世界的に見てもフィリピン史研究ではこれまで使われてこなかったモスクワにあるロシア国立社会政治史文書館(ルガスピ)の資料調査に基づいて明らかにする。
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研究実績の概要 |
1930年代世界恐慌によって大打撃を受けた東南アジア各地の農村では、植民地経済からの解放を求める農民蜂起が頻発していた。さらに当時は東南アジアに共産主義が紹介された時代でもあり、各地に共産党が結成され、コミンテルンの指導によって世界革命を目指された。本研究は、アメリカ植民地であったフィリピンにおいて、コミンテルンから派遣された共産主義者たちは、これら農民蜂起とどのような関りを持ちながら共産主義革命を模索していたのか、世界的に見てもフィリピン史研究ではこれまで使われてこなかったモスクワにあるロシア国立社会政治史文書館(ルガスピ)の資料調査に基づいて明らかにする。本研究の根幹となるのは、モスクワにあるロシア国立社会政治史文書館(ルガスピ)における資料調査であるが、2023年度の実績は、ロシアのウクライナ侵攻によって渡航が引き続き規制されており(レベル3 渡航中止勧告)、モスクワにおける資料調査を全く実施できなかった。国内の研究会にて発表を積極的に行い、有益なコメントをもらった。なお2022年度に京都大学東南アジア地域研究研究所で開催した国際ワークショップに関する報告書を刊行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当該年度は、本研究の根幹をなすモスクワにおける資料調査を、ロシアのウクライナ侵攻による渡航規制勧告によって、全く実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
国内で実施可能な資料・書籍の収集と分析をさらに進め、学会や研究会で発表を積極的に行う。モスクワをはじめとする海外における資料調査に向けて万全の準備をする。
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