研究課題/領域番号 |
20K13270
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
佐竹 泰和 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (50834008)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ICT / 創造的活動 / クリエイティブ人材 / テレワーク / 副業・兼業 / 中山間地域 / 高知県 / 創造的人材 / 副業 / 情報産業 / 住民参加 / サテライトオフィス / 島根県 / デジタル・デバイド / 創造の場 / 地域再生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,農村における地域再生の観点から地域住民の創造的活動に着目し,それらの活動と情報通信技術(Information and Communication Technology: ICT)の利用実態との関係を明らかにすることを目的とする。ICTの普及により,遠隔地でも様々な情報や知識にアクセスできるようになったことを踏まえ,その利用動向を調査することで地域住民やアーティストなどの創造的活動に対するICTの役割を検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、地域再生の観点から農村地域の創造的活動と情報通信技術(ICT)の関係を明らかにすることを目的とした。創造的活動の場所のひとつとしてオフィスに着目し、その立地と創造的人材の獲得に与えるICTの影響について高知県を事例に検討した。また、観光まちづくりにおける住民の活動とICTとの関係を整理した。これらの結果からICTの活用が新たな創造的活動を生み出す可能性を示した一方で、創造的活動におけるICT利用を阻害する構造的な問題が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では世界に先駆けて農村地域にまでブロードバンドが整備されており、農村地域で高速かつ安定したICTが利用可能である。欧米の研究ではブロードバンドが「あれば」効果が期待できるという論調となるのに対し、本研究は実態調査を行うことで、欧米の議論にみられる理論的検討に対して実証的にアプローチすることができた。また本研究の成果から、農村地域のように創造的人材の乏しい地域においてもICTの活用により創造的活動へ展開できる可能性を示唆することができた。
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