研究課題/領域番号 |
20K13405
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪府立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
永見 瑞木 大阪公立大学, 大学院法学研究科, 教授 (10780629)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 政治思想史 / 18世紀思想史 / 米仏関係 / フランス革命 / アメリカ革命 / 権力均衡論 / 代表制 / 18世紀フランス / アメリカ論 / 代表民主政 / 18世紀後半フランス / コンドルセ / フランス革命史 / アメリカ独立 / 邦憲法 / 米仏比較 / フランス政治思想 / 18世紀後半 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、商業社会の進展、身分制秩序の動揺、国際環境の変化などを背景とする18世紀後半から革命期のフランスにおいて、同時代のアメリカがどのような問題関心を背景に、どのように論じられたか、またそうしたアメリカを論じる姿勢にはいかなる変化が見られたかについて、米仏両国の思想史的な連関を意識しながら追跡しようとするものである。それにより、同時期のフランスにおける政治思想の展開を、参照項としての「アメリカ」という新たな視座のもとに示すとともに、政治学・政治思想史における重要な概念の歴史的な生成の過程、とりわけフランスの政治思想におけるそうした概念のもつ歴史的背景や固有の特質などを明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、18世紀後半からフランス革命の時代にかけて、新たな共和国を象徴するアメリカがフランスにおいて継続的に論じられた様相を明らかにし、その推移を跡付けることで、同時代の米仏両国の思想的な相互連関のみならず、この時代のフランスの政治思想、とりわけ共和主義やその秩序構想の展開およびその特質を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランス革命とアメリカ革命は時に対照的なものとして、前者は抽象的な原理に基づく急進的、暴力的な革命として、後者はより穏健なものとして捉えられることがある。しかしいずれも18世紀後半の同時代の思想的文脈を共有する部分が多い。本研究は、アメリカとフランスの同時代の思想的交流に着目することで、共通の知的枠組みを前提としつつ、アメリカの諸制度がフランスにいかに受容されたかを問い、フランス固有の文脈を明らかにすることで、その政治的・思想的特質を明らかにする点に意義がある。
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