研究課題/領域番号 |
20K13431
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
佐桑 健太郎 青山学院大学, 国際政治経済学部, 准教授 (30802219)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 紛争 / 領土問題 / ネットワーク / 同盟 / 敵対関係 / 戦争拡大 / 国家間紛争 / 領土紛争 / ネットワーク分析 / エージェント・ベースト・モデリング / 海軍 / 基地 / rivalry / 構造バランス |
研究開始時の研究の概要 |
国際政治の「敵・味方」の関係性の構造はどのように変容するのであろうか。本研究は、同盟や敵対関係といった既存の関係性の構造が相互に影響しあい、新しい同盟や敵対関係の解消、紛争の平和的解決にどのような影響を与えるかを、国家間の紛争・敵対関係、領土問題、同盟条約のネットワークデータを用いて定量的に明らかにすることを目指す。国家はどんな構造的状況下でどのような相手と協調しどのような相手との対立解消を模索するのか、という課題への理論的貢献が見込まれる。また、安全保障協力と対立の構造が各国の対外政策に与える影響や将来の変化など、地域の安全保障政策を考える上での枠組みを提供する波及効果も見込まれる。
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研究実績の概要 |
2023年度は、領土問題を抱える国家同士が、国家間の地理的・対立ネットワークの中で協調行動をとるのはなぜかという問題について理論モデルの構築とデータ分析を進めた。空間的ネットワーク構造を反映したシステムの中で国家が周囲の環境に適応していくメカニズムの理論的解析と、領土紛争が平和的に解決される条件のデータ分析を進めることで、国家の対立と協調のネットワークの変化の理解を深めた。 また、国家間の対立・同盟ネットワーク上での戦争拡大メカニズムの理論研究については、モデル構築とシミュレーションの結果を論文にまとめ、ジャーナルに投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究者自身の健康状態が悪い時期があり、2023年度の初期にまとまった期間活動を休止せざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
遅れていた計画を進め、今年度中にはネットワーク動体分析の論文のジャーナルへの投稿を目指す。また、ネットワーク上の戦争拡大の理論モデルの論文は投稿先からリジェクトされたため、現在修正中であり、早期に再投稿、掲載を目指す。
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