研究課題/領域番号 |
20K13462
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
田村 翔平 関西学院大学, 経済学部, 講師 (10802035)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | メカニズムデザイン / 公共財 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、複数の集団から構成される社会において一つ以上の公共財をどの集団に割り当てるかを決定するための制度について、その設計可能性を考察する。具体的には、そのような制度が満たすべき望ましい性質を定式化したうえで、それらを同時に満たす制度としてどのような制度が設計可能であるかをメカニズムデザイン理論の分析手法である公理的特徴付けを用いて明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では複数の集団からなる社会において公共財をどの集団に割り当てるかを決定するための制度の設計可能性をメカニズムデザインの枠組みを用いて分析を行った。具体的には、制度が満たすべき望ましい性質を公理として複数定式化したうえで、それらを同時に満たす制度の集合を演繹的に導出した。結果として、関連研究において提案がなされていない新たな制度がその集合に属する唯一の制度であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、現実社会の同様の状況において、制度運営者が本研究で用いた公理を制度の望ましい性質として重要視するならば、導出された制度を用いて公共財の割当を決定することが唯一の選択肢となることが示唆されるため、制度設計における指針を与えることができたと考える。
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