研究課題/領域番号 |
20K13494
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
森田 公之 専修大学, 経済学部, 講師 (20778831)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | パフォーマンスフィードバック / メンタリング / 組織の透明性 / パフォーマンスマネジメント / フィードバック / 人材育成 / コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,部下の育成を促す役割を考慮した場合に,どのようなフィードバックが育成を促進し,部下の成果を向上させるかを明らかにする. 具体的には,フィードバックの与え方にコミットできる場合とできない場合の分析に取り組み, 組織内で最も重要な資産である「ヒト」の育成に対して有益な提言を導くことを目的とする.
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研究実績の概要 |
「制度としてのフィードバック」と「戦略的情報伝達としてのフィードバック」の二つの研究課題に取り組んだ. 「制度としてのフィードバック」の研究について, 昨年度在外研究期間で滞在したオランダのエラスムス大学に所属しているSwank教授からコメントをもらい, 改訂した後,国際的学術雑誌に投稿した. しかし,その後投稿した国際的学術雑誌から棄却されたので,再度別の雑誌に投稿した. 投稿した際に, 前回の棄却時に指摘されたレフリーのコメントに対応するように改訂を行った. 具体的には,関連する先行研究と比較して,なぜエージェント(従業員)が新しいアイデアを選択しやすいかについての記述を修正した. 「戦略的情報伝達としてのフィードバック」の研究は, 昨年度の在外研究期間に, 滞在先の学内ワークショップで発表した. そこで,受けた指摘に応えるように修正した. また, 関連する研究を多数行なっているSwank 教授から論文に対して詳細な指摘を受け, 現在その指摘に応えるように修正している. 具体的には, 論文のイントロと数理モデルを記述するセクションについて, 均衡の説明の仕方, 結果やモデルの設定についての表現の仕方,そして全体的な文章の構成などについて多くのコメントをもらい, それらを反映するように改訂を行っている. また, 主要な結果がより一般的な状況でも成り立つかについても分析を進めていた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「制度としてのフィードバック」の研究については, 国際的な学術雑誌から何度も棄却され, その都度レフリーからのコメントを反映するように改訂し投稿し直すという作業を繰り返しているため, 進捗が計画よりも遅れている. 「戦略的情報伝達としてのフィードバック」の研究は, 新たに論文の中で引用している関連研究を行なっている研究者から詳細なコメントをもらったため, それらを反映し改訂するのに時間がかかっている.
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今後の研究の推進方策 |
「制度としてのフィードバック」の研究については, このまま学術雑誌への投稿を続けていく. 「戦略的情報伝達としてのフィードバック」の研究は, 受け取ったコメントをもとに改訂し, 今年度中に投稿プロセスにのせる.
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